JR東海、JR西日本及びJR九州では、新型コロナウイルス感染症の拡大に関する緊急事態宣言が延長されたことを踏まえ、5月11日(月)以降の運転計画を見直すことを発表しました。 東海道新幹線　今後の運転計画について（５月１１日以降）｜JR東海 山陽新幹線　今後の運転計画について：J…… more R西日本 新型コロナウイルス感染拡大に伴う九州新幹線の運転計画見直しについて｜JR九州 概要は以下の通りです。 ●東海道新幹線： ・「のぞみ」号は1時間当たり3本程度の運転。このうち、山陽新幹線に直通する「のぞみ」号は、1時間あたり1～2本程度運転。 ・「ひかり」号、「こだま」号は全ての定期列車を運転。 ●山陽新幹線： ・東海道新幹線と直通する「のぞみ」は1時間当たり1～2本程度運転。 ・九州新幹線と直通する「みずほ」「さくら」は1時間当たり1本程度運転。 ・山陽新幹線内の「ひかり」「こだま」は全ての定期列車を運転。 ・「みずほ」「さくら」の一部列車を、博多駅を始終着とする「ひかり」として運転。 ●九州新幹線： ・山陽新幹線と直通する「みずほ」「さくら」は1時間当たり1本程度運転。 ・九州新幹線内の「つばめ」の一部列車について、運転区間の変更や運休等を実施。 詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 東海道・山陽新幹線では、新型コロナウイルス感染症の拡大以降も、定期列車については全て運転し、臨時列車の運休により需要の減少に対応していました。 しかし、緊急事態宣言発出後、極めて低調な利用状況を鑑みると、定期列車さえも見直す必要が出てくるのも時間の問題と思っていたところ、本日、5月11日(月)以降の運転計画が発表されました。 概要については、上述のとおりですが、昼間の時間帯のイメージは以下のとおりになるかと思われいます。 （以下の図表は、管理人が独自に作成したものですので、利用の際は予め各社Webサイト等でご確認下さい。) ▲東海道新幹線では、「のぞみ」が3本程度の運転となります。 最大12本運転が可能なダイヤでありましたが、その4分の1程度の運転本数となってしまいました。 ▲山陽新幹線では、「のぞみ」が1時間に1本程度となり、通常の定期ダイヤでさえ設定のあった広島発着は設けられていません。 ▲九州新幹線では、「さくら」が1時間に1本、そして「つばめ」は2時間に1本となり、通常のダイヤから見ると、相当数の運休が実施されることとなります。 以上のように、これまでの本数では考えられないくらいの、各新幹線での運転計画で、緊急事態宣言発出後の動向を踏まえた設定となっていることから、これ以上の運休が考えられないくらいの本数の削減ぶり、といえるでしょうか。 緊急事態宣言発出後の利用状況が、前年同期の1割程度しかない状況でありますので、いくら「ソーシャルディスタンスの確保が必要」で列車本数の維持が必要であったとしても、このままがら空きの列車を走らせ続けるのも、不合理であるといえるでしょうから、今回の運転見直しについては、十分理解を示したいと思います。 願わくば、この新型コロナウイルス感染症拡大にともなう緊急事態宣言が早期に解除され、感染症拡大前のように、多くの乗客が新幹線を利用する日が戻ってきて欲しいところでありますが、そのために、引き続き感染拡大を防止するべく、皆ができることを着実に進めていきたいところであります。 ●関連ニュースサイト： 東海道新幹線「のぞみ」4割減に 山陽・九州も定期列車減便 新型コロナ影響で11日から | 乗りものニュース ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【JR東海・西日本・九州】5月11日以降の東海道・山陽・九州新幹線の運転計画を発表。東海道新幹線「のぞみ」は1時間に3本運転に。