富山地方鉄道は1990年代後半から移籍車を導入し始めました。当初は高速バスの共同運行相手だった西武バスからの移籍車がほとんどでした。一旦様々な事業者から移籍車を集めた時期を挟み、近年は神奈中からの移籍車が大半を占めるようになりました。富山230う117KC-MP717M改1997…… more 年式元:横浜市交通局横浜市営から1台のみ移籍したふそうエアロスター。前中4枚折戸ワンステで、生え抜きのエアロスターに似た仕様です。この車が移籍したころは様々な事業者から移籍車を受け入れており、神戸、大阪、姫路、高槻の各市営バスに加え、日産自動車(自家用)や大十バスからも移籍してきていました。富山230う118KC-UA460LSN改1997年式元:西武バス西武から移籍した日デKC-UA+富士重工7E。西武の7Eの中でも前中4枚折戸ワンステは少数派で、4台しか導入されませんでした。しかも、北海道中央バス、千歳相互観光バス、関東自動車、富山地鉄に1台ずつ散らばる形で移籍しています。富山230う120KC-LV280N1997年式元:高槻市交通部高槻市営から移籍したいすゞKC-LV+西工96MCツーステ。いすゞは地鉄では異色の存在で、西工との組み合わせとなると高槻市営から移籍した2台のみです。移籍車の車番は京阪RJから100番台を付番されるようになりました。富山230い121KC-LV380N改1998年式元:西武バス西武から移籍したいすゞキュービック。西武のキュービックは前中引戸ツーステと前中4枚折戸ワンステの2種類ありましたが、地鉄に移籍したのは後者です。この後は神奈中からの移籍車が多数を占めるようになり、西武中古はしばらく導入されませんでした。1台のみ移籍しましたが、2019年に廃車されてしまいました。富山230あ128KC-MP317M1997年式元:神奈川中央交通大量に移籍した神奈中のエアロスター。画像の車は標準的な銀サッシの逆T字窓のツーステです。富山230あ129KC-MP717M1997年式元:神奈川中央交通神奈中から移籍したエアロスターは様々な仕様が在籍しています。画像の車は先ほどの車と同じKC-ツーステですが、メトロ窓のワンロマ仕様です。富山230あ131KC-MP717M1998年式元:神奈川中央交通※下の画像は同型の富山230あ132こちらも神奈中から移籍したエアロスター。神奈中時代は青色の塗装でスヌーピーバスとして使われていた車になります。同じワンロマでもこちらは黒サッシの逆T字窓。富山230あ145KC-MP317M1999年式元:神奈川中央交通※下の画像は同型の富山230あ147多数派のエアロスターツーステも移籍しています。この後KL-でも神奈中MPが多数移籍してきたため、移籍車は神奈中ばかりになっています。富山230あ151KC-MP747K1999年式元:神奈川中央交通大量に移籍した神奈中エアロスターの中でも、1台のみの移籍となったKC-ノンステ。KL-MPノンステとは異なり、中扉がグライドスライドドアで側面の行先表示機が前中扉間の中央に設置されています。富山地鉄北斗バス富山230あ7003KC-MP747M1999年式元:大阪市交通局大阪市営から富山地鉄北斗バスに移籍したエアロスターノンステ。大阪市営のエアロスターノンステは名士バスに1台、富山地鉄北斗バスに2台のみ移籍していたのですが、残念ながら廃車されてしまいました。 close

富山地方鉄道 大型移籍車①