南海本線が泉佐野駅高架化完了を機に白紙ダイヤ改正を実施してから15年を迎えました。白紙改正を機に南海本線全線で平日ラッシュ時を除いて15分ヘッドダイヤが導入され、当初は「ラピート」・「サザン」・空港急行・区間急行がそれぞれ30分間隔で運行し、難波～泉佐野間では普通が15分ヘッドで…… more 鵜運行という形態でしたが、2010年代に入ると和歌山大学前駅開業に伴ってみさき公園～和歌山市間の需要が高まり、さらにインバウンドを中心とした関西空港利用客の増加も重なってダイヤ自体も見直され、空港急行の15分ヘッド化などが実施されて今日に至っています。15年間を振り返っても、「ラピート」は大半がβタイプで運行される一方、近年のインバウンドの高まりで再びαの本数が増加傾向にあり、「サザン」も12000系による「サザンプレミアム」が加わるなど特急に関しては目立つような変化も見られながら、一般列車は空港急行と普通の2本立てに収束したとも言えるだけに、関西空港の利用動向に合わせたダイヤへのシフトも進む結果となったとも言えます。 close

南海本線の白紙改正からの15年間を振り返る