男鹿高原駅から｢行ったり来たり戦法｣で一旦南に戻ります。中三依温泉駅から再び長いトンネル区間に突入。トンネルを抜けると水量豊富な川を渡ります。湯西川橋梁。湯西川、つまり五十里湖です。川を渡り終えると再びトンネルに入るとすぐに湯西川温泉駅に到着。ここで下車します。ホームは風が強いで…… more す。 湯西川温泉駅は栃木県日光市西川にある野岩鉄道の駅。駅名にある湯西川温泉郷は湯西川上流のずっと上った先にあります。バスが出ているようですね。駅構造は葛老山トンネルの中にある単式ホーム1面1線。山岳トンネル駅といえば、上越線の土合駅下り線、旧北陸本線の筒石駅、北越急行の美佐島駅などに下車したことがありますが、これが(多分)一番最後の訪問となる山岳駅だと思います。ただ、トンネル口からすぐそばにあるという点では、上越線の湯檜曽駅下り線に近いかな。トンネルを抜けるとすぐに川を渡るというロケーションでいうと福知山線の武田尾駅のほうがもっと近いかもしれません。ただ、豪快さはこちらのほうが断然上だと思います。※その他、トンネル駅については｢トンネル駅｣タグ参照。新藤原方からの様子。ホーム長だけでいえば美佐島駅に近い感覚です。真ん中に待合室があり、すぐ先にトンネル出口が見えます。会津高原尾瀬口方からの様子。疑似かがり火？がチロチロしてます。会津高原尾瀬口方面。トンネルを出るとすぐに鉄橋になっています。外から見ると崖のど真ん中に穴を開けた感じなんでしょうね～。豪快なつくりです。出入口は2つありました。手前が通常の出入口。もう一つはエレベータ専用の出入口のようです。他の山岳駅には無かった施設、親切設計です。ちなみに土合駅は地上駅舎との標高差が70.7メートル、階段が486段。そこにエレベーターを作ってみることを考えると･･･ホームからエレベーター入口まで数百メートルの地下通路を歩かなければならない計算です(笑) 斜行エレベーターが現実的か･･･それでは地上にある駅舎に向かいます。まさに湯西川温泉郷への玄関口^^;階段を上りきって振り返ります。段数でいうと美佐島駅のレベルに近い感じかと思います。(美佐島駅は自分で数えてみたら60段ありました笑)地上側の階段入口。レール面の標高は597.5メートルだそうです。エレベーターへは左へ。改札口の様子。確かおばちゃん駅員さんがいたかと思います。改札を抜けて正面にエレベーター、右奥に曲がれば階段です。駅舎の様子。駅自体は左部分のみで、それ以外は食堂や土産物屋などのある｢道の駅湯西川｣が併設されています。更に右奥には温泉施設もあるそうです。駅直結の温泉施設のある駅を調べてみたところ、以前調べた時よりも多かったので再掲します。阿仁前田 (駅舎内) 秋田内陸縦貫鉄道内陸縦貫線 秋田県ほっとゆだ (駅舎内) JR東日本北上線 岩手県高畠 (駅舎内) JR東日本奥羽本線(山形新幹線) 山形県水沼 (駅舎内)　 わたらせ渓谷鉄道わたらせ渓谷線 群馬県越後湯沢 (駅ビル内) JR東日本上越線(上越新幹線) 新潟県津南 (駅舎内) JR東日本飯山線 新潟県阿蘇下田城ふれあい温泉 (駅舎内) 南阿蘇鉄道高森線 熊本県ガーラ湯沢 (駅ビル内/季節営業) ＪＲ東日本上越線(上越新幹線) 新潟県那智 (駅舎隣接) JR西日本紀勢本線 和歌山県城崎温泉 (駅舎隣接) JR西日本山陰本線 兵庫県平岡 (駅舎内) JR東海飯田線 長野県みなみ子宝温泉 (駅舎内) 長良川鉄道越美南線 岐阜県松丸 (駅舎内) JR四国予土線 愛媛県天橋立 (駅舎隣接) 京都丹後鉄道鉄道宮津線 京都府湯田中 (駅舎隣接) 長野電鉄長野線 長野県湯西川温泉 (駅舎隣接) 野岩鉄道会津鬼怒川線 栃木県女川 (駅舎内)　 JR東日本石巻線 宮城県他には･･･かつて駅構内にあった温泉施設が足湯となった上諏訪駅。廃止された駅が温泉施設になっている高千穂線の日之影温泉駅。近場だと今は西武秩父駅にもあったと思います。いつか全部制覇したいですね笑それと、道の駅が併設されている駅でいうと、宗谷本線の稚内駅や津軽線の津軽二股駅が思い出されます。道の駅はどんどん増えていると思うので、他にも沢山あるかもしれません。駅前には湯西川温泉郷に続く県道が横切っており、道を挟んだ先に湯西川がたわわと流れています。トンネルを出た先にある湯西川橋梁が望めました。道の駅も覗いてみたいところですが、すぐに次の列車がやってくるのでホームに降ります。やってきたのは会津田島行き。2連先頭車のクハ62201に乗車して、いよいよ会津に入ります。行程：男鹿高原(320会津田島発下今市行)湯西川温泉(855新藤原発会津田島行)会津高原尾瀬口にほんブログ村鉄道旅行ランキング close

会津鬼怒川駅巡り20秋(5) 野岩鉄道会津鬼怒川線 湯西川温泉駅 ～温泉施設直結の山岳トンネル駅～