開業まで紆余曲折のあった、JRでは昭和最後の開業となった高崎線・北上尾駅に来たのコトですよ！北上尾駅は、上尾駅と桶川駅の間に、1988（昭和63）年12月に開業した駅です。開業にあたっては、上尾市の幹部職員と工事業者の間の贈収賄事件があったり、駅西口の県立上尾高校移転の問題があっ…… more たりと「これでいいのか北上尾」などと看板が出されたりしていました。（のちに誰かが「これでいいの「だ」北上尾」と書き直したのも有名な事件だとか）結局、贈収賄事件では市役所の部長級の幹部職員職員ら46人が立件され、駅予定地も北側にずらされたため、上尾高校も移転しなくて済みました。そのため、西口の階段を降りるとすぐ、上尾高校が目の前に。超駅チカ便利高校になりました。もともとあった旧中山道側の駅東口、上尾高校側の西口とも、市コミュニティバスの発着のみで、大変本数が少ないのでバス移動の際は要注意ですよ！本が住宅地の中だったせいか、タクシーもあまりいないし･･･さて、北上尾駅は橋上駅舎を持つスタイルで、改札外にニューデイズがあります。一般参賀が行われる上尾駅と比べると、かなり小ぶりですね。北上尾駅の改札です。左側に空いたスペースにはみどりの窓口があったのですが、早朝深夜の無人化と駅業務の委託化に伴い、撤去されてしまいました。窓口をふさぐ例は多々あれど、そのものを撤去しちゃう例は珍しいのではないかな？？北上尾駅は請願駅ですので、地元負担をなるべくケチり安く上げるのが公共の福祉ってヤツですよね。そのため、ホーム下はスッカスカ。そして、上尾高校は移転しないですんだものの、駅ホームから丸見えじゃねーか！　ということで、ホームのフェンスには目隠しの半透明のカベが設置されました。そんなこんなの北上尾駅ですが、乗客数は順調に推移していて開業当初は7000人そこそこだった人員数も2019（令和元）年には15721人を記録、30年で倍増ですよ、倍増！※　【比較】上尾駅の同年の乗車人員は41655人。本家は強い。西日を浴び続けた縦型駅名標、色が褪せてきています。開業以来、普通列車しか停車したことのない北上尾駅、快速アーバンも通勤快速も特別快速も通過していきます。 もともとが直線上に対面式ホームをえいやッと付けた駅なので、退避線はなく、通過列車も容赦なく高速です。簡素な上屋といい、ぺらっぺらなホームといい、スッカスカな土台といい、階段付近だけ幅が広く、あとは幅狭なホームが続く光景といい、北海道によくあるタイプのアレ･･･朝礼台の豪華版なんじゃないかな。まあ、贈収賄があっても全国に報道されて高崎線の恥といわれても今日も元気に営業中です！あ、深夜早朝は無人なので、とりあえず開けときます。そこんとこはよろしくです。最後になっちゃいましたが･･･北上尾駅が最寄の県立上尾高校の新入生の皆さん、入学おめでとうございます！ close

高崎線・北上尾駅～上尾高校は目の前！　駅設置は大荒れだったけど、これでいいのだ北上尾！