若松から若戸渡船に乗船して戸畑渡場に到着。そこから歩いて鹿児島本線の戸畑駅に向かいます。Googleマップで駅までの道のりを確認すると、｢1.1km、徒歩で14分｣という結果がでてきましたが、実際には駅まで真っ直ぐ一本道で約400メートルほどでした。これには訳がありそうです。大通…… more りをまっすぐ南に歩いていくとほどなくして戸畑駅が見えてきました。戸畑駅は福岡県北九州市戸畑区汐井町にある鹿児島本線の単独駅であり戸畑区の中心的な駅です。北側からの様子。青い特急車両が見えますね。駅に入る前に、若山牧水の歌碑が置かれていた北口前の広場で小休憩。逃げない珍しいスズメと戯れてました。それでは入場と思いましたが･･･こちらが北口。駅の北側には改札口が無く、ここから地下通路を通って南側に一旦出る必要があります。昔はあったらしいのですが･･･。この地下道の存在がGoogleマップのルート検索を狂わしているのかなと思います。駅舎は南側にあります。1999(平成11)年3月に改築された4代目だそうです。様々なお店や病院なども入居している2階建ての建物です。駅前ロータリーの様子。イオンが目立ってました。かつては西鉄北九州線という路面電車が少し離れた場所を走っていたそうです。それでは入場しましょう。改札口の様子。みどりの窓口のある業務委託駅で下車印いただきました。改札口は地上にありますが、ホームが高い位置にあるため、改札口を抜けた先の地下通路から階段を上がります。改札口を入った突き当りに、かつて使われていたと思われるサボやHMが飾られていました。戸畑は停車はしなかったとは思いますが寝台特急街道の駅です。｢明星｣｢なは｣が走ってました。｢いそかぜ｣や｢ひかり｣もありますね。サボの行先は、高森、伊集院、山川(吉松経由)、肥前大浦、豊後竹田、筑後大石。下車･記録したことのある駅はリンク張りました。ここで気になるのは｢吉松経由の山川行き｣。宮崎から日豊本線→吉都線→肥薩線→日豊本線→指宿枕崎線と経由していたと予想されますが･･･？右側は、松浦、平戸口、潜竜、筑後吉井、天ヶ瀬、豊後森。平戸口駅は今のたびら平戸口駅のことで国鉄最西端の駅でした。潜竜駅は今の潜竜ヶ滝駅だそうですが、これはレアですね。天ケ瀬駅もレアだとおもいます。全体的には今回"たまたま"下車した久大本線の駅が多いです。お隣には｢あかつき｣と｢彗星｣もありました。みんな関西圏発の寝台特急です。こちらのサボは、豊前川崎(香春経由)、上穂波、黒木、八幡、西戸崎、竹下(佐賀経由)。注目は･･･黒木駅は廃止された矢部線の終着駅。上穂波駅はレアかもしれません。竹下駅は車両基地があったと思います。これは長崎本線からの直通列車のようですね。ホームに上がります。駅構造は築堤上の島式ホーム1面2線。博多方からの様子。右(南)が下り発着の1番、左は上りの2番。シンプルです。1番線に下りの折尾行きが到着しました。415系ですね。博多方から2番線の北(海)側の様子。地上少し低いところに線路が見えます。これは旧線だそうです。小倉～折尾間は1966(昭和41)年に複々線工事が完成したそうです。元々あった複線が左に見える線路で、現在は貨物線として利用されているとのこと。この時に築堤上にできた新線が旅客線となりホームが移設されたそうです。地図を見ると次の枝光駅付近まで旅客線は内陸をショートカットしているのに対して、貨物線は海岸に沿って伸びています。旧線(現貨物線)にはそれまで使われていたと思われるホーム跡もみられました。2番線に門司港行きの区間快速がやってきました。これに乗車して小倉に向かいます。 乗車車両は4連先頭のクモハ810-103。"地味顔"の811系です。車内は既に満席で座れず･･･。ちなみに駅名標のアイコンは｢戸畑提灯山笠｣だそうです。行程：戸畑渡場(徒歩)戸畑(3242M区間快速二日市発門司港行)小倉にほんブログ村鉄道旅行ランキング close

九州駅巡り21夏-筑豊編(30) 鹿児島本線 戸畑駅 ～かつてのサボやヘッドマークが並ぶ駅～