1月31日、今日は月曜日だが会社の休みを取ってある。これから乗るのは万葉線米島口始発7時40分の電車である。通常どの鉄道会社でも列車に乗るのは駅からだが、この電車に限っては駅に隣接する車庫から乗車するようになっている。こういう乗り方は他では聞いたことがない。この運用は平日2本、…… more 休日1本で休日は朝5時31分しかないので、平日の運用に乗るためにわざわざ休みを取って高岡に宿泊したわけだ。 　まず高岡駅発7時ちょうどの越ノ潟行きに乗車。本日までの期間限定ワンコインチケットというのを発売している。500円で600円分の回数券になっていて今日の米島口往復がちょうど600円なので無駄なく使い切れるのでありがたい。回数券はなかなかいいデザインで、裏面には万葉線トリビアも印刷されていて使うのがもったいない。 　7時23分米島口電停着。万葉線の本社と車庫が隣接している。道路上のホームとは別に当駅始発用の専用待合室も設置されていて、そこにご覧の掲示がある。 　7時40分発の電車は車庫の奥から出庫してきた。発車までまだ15分ほどあるがずいぶん早く据え付けるようだ。時間があるので運転士はいったん本社の建物に戻っていった。 　特にホームもなく路面からそのまま乗車する。整理券も出ない。発車前になると地元の人が続々と現れ電車に乗り込み発車を待つ。  発車ギリギリに運転士が現れ、道路上の本線の電停に客がいないか確認したのち発車した。 　路面電車が車庫から出る場合、通常路面電車用の黄色矢印信号が出るか、あるいは他の職員が出て道路の運行を停止するのだが、ここではそのどちらもなく、運転士が目視で合流時の安全確認を行い本線に合流した。こういう扱いは珍しい。 　距離が短いのであっという間に本線に合流し、私の目的は達せられた。 close

大人の休日俱楽部北陸フリーきっぷの旅（米島口車庫発電車）