福知山駅を後にして和田山に向かいました。223系5500番台「霜取り用の前パンあり」の編成でした。 山陰本線のこの区間は単線のため下夜久野駅で対向列車の特急こうのとり14号の通過を待ちました。 夜久野の風景です。福知山市の夜久野は京都府（丹波）の西端で兵庫県の…… more 但馬地方と接しています。ここでは大阪府は抜きです。（笑）このような境界地のため、1468年の「応仁の乱」のときに丹波守護の細川勝元と但馬守護の山名宗全の両勢力による合戦が行われました。細川勝元の家臣で丹波守護代である内藤孫四郎が山名軍に打ち取られるなど、ここでの合戦では但馬の軍勢が勝利しました。 夜久野の地上放送はKBS京都のサービスエリアですが、かつては兵庫のサンテレビでも「夜久野そば」のCMが結構流れていました。「♪ふるさとの　味と香りや　夜久野（やくの）そば～」　だとか「夜久野高原にいらっしゃいませんか～ いつも空気が澄んでいます～」というような感じのCMでした。『そう唐突に夜久野に誘われてもな～』と思ったものでした。 円山川を渡ると和田山に到着します。画像はフジッコの和田山工場と円山川です。この建物左側の「ふじっ子」のロゴの意味を調べてみて初めて知ったのですが、社名はフジッコ株式会社（本社は兵庫県神戸市中央区）であって、「ふじっ子」は塩こんぶなどの商品名（ブランド名）でした。画像のフジッコ株式会社和田山工場は「塩こんぶ」の工場であるために「ふじっ子」のロゴが入っているのでしょう。建物の右端側に社名である「フジッコ」のロゴがあります。 和田山駅で見た旧・豊岡機関区和田山支区の機関庫跡です。 【懐かしの豊岡機関区和田山支区】1971年9月撮影C575(豊)の後方が昔の和田山の機関庫です。C575は梅小路からの異動でした。 引退後は姫路の御立（みたち）に保存されているC57の5号機です。（2015年1月） 現役時代のSLは通常はこの程度の外観でした。現在のイベント用SLは「昔のお召列車用」かと思うほどに磨かれています。 現役時代のC5711（豊)です。門鉄デフなのは門司港機関区所属時代に小倉工場で改造を受けているためです。九州時代は「特急かもめ」の牽引機（門司～博多間）でもありました。引退後は豊岡中央公園で保存されています。（つづく） close

青春18きっぷで行く福知山（４）丹波から但馬編