阪神淡路大震災からの復興をこめてデビューした5500系も導入から20年が経ち、5700系も導入され中堅選手になってきた感があります。そんな当系列ですが、2017年から「リノベーション車両」と称してリニューアルが施された編成が出て参りました。 塗装は青と白と前面の黒、この…… more 画像だと分かりにくいですがドアがグレーとされ一気に多彩な色使いとなりました(笑)　前面の塗装は多分に5700系の影響を受けたものなんでしょうね。ブラックフェイスとなり大人しい顔がかなりインパクトのあるイメージとなりました。 トップナンバーですね。いち早くリノベーションされました。 そしてこちらが2本目。この2本目で早くも一部仕様変更がなされるという…。 外観は塗装変更の他表示幕が5700系に準じたフルカラーLED表示機となりました。 車内です。普通系車両のカラーコードはリノベーション前から変わりませんが、色合いが濃い目になりましたね。 ドアです。両端にイエローラインが追加されています。ドア上には広告枠と路線図が貼られていますが、阪神の路線図はホームである本線こそ以前よりはスッキリしたものの、近鉄奈良線と山陽電鉄の本線が追加されもう「どれ乗ったらええねん」なカオス状態となっています。 で、その反対側のドア。かつてはスクロール式のLED表示機に点灯式の路線マップなど、当時としては「すげぇかっけぇ」と小学生だった私が唸った(^^;; 画期的な備えだったのですが、リノベーション前の点灯式マップ撤去を経て、阪急1000系に端を発する大型LCDディスプレイに変わっています。時代は進むものですねぇ…。 ドア上には開閉ランプが追加されています。中央にひとつなのは阪神ではお馴染みです。 速達列車の通過待ちが多い各駅停車、長時間乗車時に半自動扱いが出来るように開閉ボタンが追加されました。こちらも5700系に準じた備えですね。外側の板面が塗装仕上げとなっている中で、内側が金属地そのままとなっているのが少し残念。 車端部です。吊革や座席の一部が変わってはいるもののそれ以外は特に変化なしですね。 そして仕切り扉上の旗受け。今時祝日に国旗を掲げる場面も少なくなったように思います。「旗日」と言っても若者にどれくらい通じることやら…。 最前面です。仕切り窓自体は大きく取られているのですが、車掌台の機器が大きくなったので前面展望には若干向かなくなりました。 天井です。吊革が青になり、荷棚の縁飾りも青に塗装されています。照明はLED灯ですが、カバーが残されています。 が、例外が2両。トップナンバーの半分は試験的なものだったのかカバーが取り外されています。結局見映えが悪いと写ったのか2本目では全車両がカバー付きのままで残されています。 窓です。日除けの生地が交換された程度でそれ以外は特に変化が無さそうです。 座席です。シンボルカラーであるブルーを強調したかったのか、袖仕切りの化粧板の色が5550系と同じものに貼り替えられています。うん、目立つようにはなりましたが何だか安っぽいんですよねぇ…。 車端部の5人掛けです。座り心地は短距離専門らしいもの、基本的に底付き感で溢れております。よかったと思うのは5700系の「ちょい乗りシート」が採用されていないことですね。 優先座席です。こちらは5700系に準じた緑のモケットに交換されています。 フリースペースです。握り棒は2本組、非常通話装置も備わります。   close

阪神5500系リノベーション車