気仙沼線ＢＲＴ・仙台市地下鉄東西線　第544回2017年10月8日　オバ鉄ファミリーは気仙沼駅から気仙沼線ＢＲＴに乗車。気仙沼駅からは線路敷を舗装したＢＲＴ専用道を進み、しばし、大船渡線と併走します。動画もあります次駅の不動の沢駅からは一般道を走行。専用道の整備にはまだまだ時間を…… more 要するようです。最知駅は東日本大震災による津波で流失した23駅のひとつ。駅付近では防潮堤の工事が行われていました。陸前階上駅には使用されなくなった鉄道のホームと跨線橋が残っていました。ホームには駅名標が撤去されずにポツンと立っていて物悲しかったです。陸前階上駅の次は日本一海水浴場に近い駅、大谷海岸駅。2010年11月大人の休日倶楽部ローカル線踏破の旅で気仙沼線に乗車し車内から大谷海岸駅を見ました。駅舎の裏手に海水浴場があって透き通った青い海と白い砂浜が印象的で今でもよく覚えています。震災後、行政はこの美しい砂浜を潰し、防潮堤を築く計画だったそうですが、住民の要望により砂浜を残すように変更したそうです。本吉駅は高台に位置したため津波の被害から免れました。駅舎、ホーム、跨線橋、駅名標が当時のままに残っていました。宮城県南三陸町本吉地区は最も震源に近いエリアのひとつで１０ｍの津波が襲来したそうです。津谷川橋梁から陸前小泉駅までは高架橋が続いていたそうですが、高架橋は落下。津谷川橋梁から続く高架橋が落下震災から6年も経過した現在でも無残な姿をさらしています。落下した高架橋を目の当たりにした衝撃は大きく愕然としました。首都圏近くに住んでいると、どうしてもＪＲ東日本の華やかな光の部分しか見えませんが、復旧とは程遠い影の部分があることをＢＲＴに乗車して知りました。2010年　気仙沼線に乗車した時、一番印象に残った駅が歌津駅。ＪＲ四国予讃線に宇多津駅があり、（宇多津はうたづ。歌津はうたつと読みます）宇多津駅を思い起こしながら駅名標の写真を撮りました。その時、ホームから海が見えたのを鮮明に覚えています。歌津駅のホームは高い築堤上に位置していたため、現在も残っていましたが、ホームの下にあった駅舎は津波で流失したそうです。志津川駅はホームを残し、駅舎は流失。現在のＢＲＴの駅は南三陸さんさん商店街に移転されたそうです。ここでダンナ様が運転手さんにトイレタイムを要求しました。ＢＲＴの駅は路線バスのバス停とは異なり、可能な限りトイレや待合室を備えていて運行状況の提供をモニターで行っている快適な駅でした。トイレタイムの要望があればバスは用事が済むまで停車してくれます。考えてみれば、列車にはトイレが完備されているし、駅にもトイレが設置されています。トイレがあるのは当然だと言ってしまえば身も蓋もないですが、ＢＲＴの駅にトイレを備え付けてくれたのは有り難いことだと思います。国道45号線を走行している時、何度か駅の案内標識を見掛けました。陸前横山駅の案内標識もう鉄道の駅としての機能はないのに…柳津ー前谷地駅間は内陸に位置していたため、津波の被害を免れ、この区間は2011年4月29日より列車の運行が再開されています。柳津駅柳津駅でトイレ休憩の後、前谷地駅へ向かいます。気仙沼駅を出発して約2時間30分　ようやく終点前谷地駅ＢＲＴのりばに到着です。ＢＲＴのりばに隣接して石巻線・気仙沼線の前谷地駅があります。大正元年開業の趣深い木造駅舎。まさか7年後にＢＲＴに乗って再訪するとは予想だにしていなかったです。前谷地駅は気仙沼線の起点になっていて、3番線ホーム側に０キロポストが設置されています。オバ鉄ファミリーはここから石巻線小牛田行きに乗車。本日の宿泊地である仙台市へと向かいました。翌10月9日　鉄系息子がまだ未乗の仙台市地下鉄東西線に乗りたいと申すので、3人で東西線に乗車。あれれ、車内のポスターがエヴァンゲリオン一色なんですけど…車内設置のビジョンにも綾波レイ様が…東北初開催となるエヴァンゲリオン展が仙台市で開催され、仙台市地下鉄東西線市営バスとタイアップしたそうです。エヴァ大ファンのダンナ様は居ても立っても居られず、オバ鉄夫婦は仙台駅に戻り、エヴァンゲリオン展を鑑賞しました。まさか仙台に来てエヴァグッズを大人買いするとは世の中わからないもんですね。ＪＲ仙台駅の在来線と新幹線乗り場を結ぶ連絡通路に仙台駅の思い出コーナーができました。ＪＲ東日本の１００％子会社Ｊ－ＴＲＥＣが往年の特急列車のヘッドマークのレプリカを製作し、展示しています。「はつかり」「ゆうづる」「ひばり」の懐かしいヘッドマークを見ながら、オバ鉄ファミリーは仙台駅を後にしました。 close

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