この7月に発生した豪雨災害（平成30年西日本豪雨）では、広島県・岡山県を中心に甚大な被害が生じました。 その被害の復旧、生活再建を手助けすべく、数多くのボランティアや復旧関係の用務の方々が被災地を訪問していますが、そういった方々向けに、JR西日本では「こだま限定自由席片道きっぷ」…… more を発売することを発表しました。 「こだま限定自由席片道きっぷ」の発売：JR西日本 上記発表資料によれば、本商品の概要は以下の通りとなります。 ●利用期間： 2018年7月28日(土)～2018年8月8日(水) （有効期間は1日間、予約時に利用日を指定） ●発売期間： 2018年7月26日(木)～2018年8月7日(火) （利用日の前日まで発売） ●内容： 設定駅（出発地）から新大阪駅（大阪市内）まで、新幹線「こだま号」の自由席が利用できる片道タイプのきっぷ。 ＜設定駅（出発地）＞ 岡山、新倉敷、福山、新尾道、三原、東広島、広島（広島市内）、新岩国、徳山 ●価格（例）： 岡山→大阪市内･･･3,000円（所定額5,500円） 広島市内→大阪市内･･･5,000円（所定額9,710円） ●発売箇所： JR西日本インターネット予約「e5489」で発売 （駅の「みどりの窓口」や旅行会社では発売せず） その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 ▲新岩国駅を通過する「のぞみ」N700A。 この新岩国駅からも「こだま限定自由席片道きっぷ」の設定があります。 今回ご紹介した「こだま限定自由席片道きっぷ」は、JR西日本が「豪雨災害における被災地の支援活動に向けた取り組み」（上記発表資料）として設定したきっぷですが、当のJR西日本も、山陽本線をはじめとして数多くの線区で豪雨被害による運転見合わせに遭っている、豪雨災害の被災者ともいえるだけに、こういうきっぷを即座に設定するところは、頭の下がる思いであります。 この「こだま限定自由席片道きっぷ」は、「こだま」の自由席が格安で利用できるものですが、特徴的な点としては、中国エリア（岡山～徳山の新幹線停車駅及び広島市内）発で新大阪（大阪市内）着の片道のみの販売、となっている点でしょうか。 ボランティア等の支援活動がいつまで続くのか、日程的に確定しづらい状況もあるかと思われますので、敢えて往復とせず帰りのみの利用とし、また、前日までの購入で利用可能というのは、理にかなった商品設定なのかな、とも感じました。 勿論、「こだま」限定となっていることから、下記エントリーでご紹介した「ハローキティ新幹線」で運行される「こだま730号」も利用可能となっていますので、支援活動の帰りにハローキティに癒やされながら帰路につく、という使い方もできそう。 参考：【JR西日本】「ハローキティ新幹線」6月30日運行開始を発表 : 阪和線の沿線から 実はかくいう私自身、8月にも広島県内に出向かなければならない用事が出てきそうなのですが、現在の予定では、この「こだま限定自由席片道きっぷ」の利用期間外に現地へ向かうことになりそうなので、残念ながらこのきっぷを利用することは難しそうですが。 とはいえ、被災地支援活動の帰りの交通機関を選ぶ際、今回のエントリー記事を参考にしていただければ、間接的ではありますが被災地の支援になるのかな、と感じて取り上げたニュースでした。 被災地からの帰りに　「こだま限定自由席片道きっぷ」発売　岡山→新大阪3000円など | 乗りものニュース ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【JR西日本】「こだま限定自由席片道きっぷ」発売。豪雨災害被災地ボランティアの帰り等におトクに利用可能（利用期間：2018.7.28～8.8）