明智駅を出た列車はジョイント音を奏でながら東へ向かってました。顔戸を出て次は御嵩口駅に停まります。惨憺たる状況ですがここで下車する人がいました。列車越しから駅舎のない無人駅ですが今の御嵩駅が開業するまでここが終着駅でした。駐車場と駐輪場の広さから駅舎があの辺にあったでしょう。次は…… more 名鉄広見線の終点、御嵩駅にやって来ました。乗ってきた列車は数分で折り返します。次に戻ってくるまでの間駅を見ていきましょう。ホームは1面1線。最後に列車交換出来るのが明智駅でその先は1本しか入れません。ここにも木製の長椅子がありました。ここに車止めがつけられてて本当に終点に来てるんだと確かめてるようでホーム長は4両分ありかつて豊橋から御嵩行きの列車が乗り入れてました。リアルタイムで見てる者としてはここまでの凋落ぶりに何とも言えない複雑な心境を抱えてました。駅舎の中へ入りましょう。当然ながら自動改札は無く青く塗られたラッチが出迎えてくれました。わずかながら木製の椅子があります。2008年6月無人化された後現在は御嵩町観光協会が入ってます。駅員無配置となって10年経ちましたがシャッターが閉まってるよりはマシです。1952年開業とやや遅めですが名鉄に残る数少ない開業時からある三角屋根の木造駅舎が建ってます。駅前には行燈が置かれてますが、御嵩は中山道の宿場町です。中山道と聞きますと真っ先に浮かぶのは木曽路で馬籠、妻籠、奈良井ですね。駅前広場はホームに向こうにありロータリーも整備されてますが利用者が少ないので持て余してます。観光案内所の一角には色紙がありました。10年前から存続問題が続いてて自動改札化されなかったのもその一つですがこのように1日も長く続いてることを願うしかありません。予定通り30分後名古屋へ戻る列車がお迎えに来ました。片面ホームと昔ながらの木造駅舎の印象が強い駅とお別れです。10年前まで名古屋本線から直通列車が走ってた区間とは思えない変わりっぷりは廃止への序曲なのでしょうか。ここから駆け足で進んでいきますが新可児駅に戻ってきました。今回は乗り換えだけで終わりましたが機会作ってじっくり駅をめぐりたいです。中間改札を通り待ってたのはステンレスの電車でした。犬山に戻ってきた時には夕方5時を過ぎてました。1月のこの時間は夜が目の前に来ており今このお話を書いている現在35℃以上の酷暑が続いてますが夜7時まで明るいです。名古屋に戻ってきたのは夕方6時頃で日曜夕方の帰り道でたくさんの人がホームでやってくる列車を待ってました。名駅とはいえ名鉄名古屋駅の数分ごとに列車が来るのは圧巻です。戻ってきて用事を済ませた後晩ごはんでしたが今回は名鉄百貨店にある矢場とんで鉄板とんかつ定食をいただきました。一昨年の10月以来1年少し振りに食べましたがお肉が柔らかくおいしかったです。振り返っても初めの一歩で躓いたのが全てで新鵜沼から犬山に引き返す時この記録が全てパーになるのではと言う位お粗末な状況でしたが広見線をめぐったことで何とか成立したのではと思ってます。末端区間の行く末がどうなるか心配ですが機会があれば乗車し名古屋本線で思い入れがある駅も単発駅巡り・撮り鉄記で紹介出来ることを楽しみにしつつお開きとしたいと思います。短い記録でしたがおつきあいありがとうございました。カメラ：Nikon D7200＋AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR※最後の1枚のみスマホで撮影ブログランキング参加しています。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 close

名鉄広見線　御嵩駅　2018年最初のミニ電車旅END