先週の日曜日、１１日に運転された、東京メトロ６０００系のさよなら特別列車内での騒動は、マスコミが飛びつき、大々的に報道された。　専門家とやらが登場して、もっともらしく検証らしいことをやっていたが、いろいろな情報を集めると、必ずしも報道通りとは言えなかったようだ。　普通に考えて、…… more 日頃、電車通勤をしている人なら分かると思うが、１０輌編成で運転される千代田線の車内があのような状態になるには、相当な人数の乗車が必要だ。単行か、せいぜい２～３輌のローカル線のお別れ時とは事情が異なるのだ。　さて、以前にも少し書いたが、６０００系に関する思い出話を。　千代田線が開業し、６０００系がデビューした頃は、まだ小学生だった。斬新なデザインの新型地下鉄は憧れの存在だったが、意外な形で乗車する機会が巡ってきたのだ。　通っていた小学校では、春と秋に課外教室があり、行先は千葉県柏市だった。バスでの移動が通例だったのだが、交通渋滞の悪化で、電車移動になった。そこで常磐緩行線を走る６０００系に乗車するチャンスがやってきたのだ。　なぜ、柏駅へ行くのに各駅停車だったのか。当初、柏駅に快速は停まらなかった。それどころか、快速線にはホームもなかったのだ。だから各停の利用だった。この頃の電車は、営団の６０００系か、国鉄の１０３系１０００番台。ひたすら６０００系に当たることを祈ったのは言うまでもない。　その後、しばらく６０００系には縁遠い日々が続いたが、１９７０年代の終わりに通学で小田急線を使うことになった。そこでまた、乗り入れ車であった６０００系を利用することになった。今日の写真は、その頃に撮ったもの。　６０００系は冷房改造が進行中で、夏場はありがたい存在だった。しかし、その設計コンセプトからして、小田急線内での高速運転には不向きだったように思う。 close

営団地下鉄６０００系の思い出