両毛線の桐生駅にやって来ました。以前ご紹介した、上毛電鉄の西桐生駅は徒歩5分ですが、東武桐生線・新桐生駅は、渡良瀬川を渡った2.5キロ先です。桐生をご訪問・ご観光の際には、気を付けてくださいね。現在の桐生駅は、1985（昭和60）年に連続高架化工事を受け開業した、3代目駅舎です。…… more 上の写真は、1988（昭和63）年に撮影したもので、高架化直後。下の写真は、2018（平成30）年に撮影。メンテナンスがいいですね。この2枚の写真の間に、足尾線がわたらせ渓谷鉄道に移管するという出来事がありましたが、桐生駅は変わらず通常営業です。北口から、南北自由通路に入るところの壁面に、切文字の「桐」「生」「駅」！ともすれば無機質になりがちな高架駅に、ちょっとした温かみを感じさせるレンガのタイル張りと、切文字駅名。桐生駅は、JR両毛線と、かつてJR足尾線だったわたらせ渓谷鉄道線が接続しています。実際には、わたらせ渓谷鉄道線は、1.7キロ西側の下新田信号場で分岐しますが、この間わたらせ渓谷線は、両毛線の線路を西へ走行します。改札手前で振り返ったら、床面に線路と案内のゆるキャラがいたりする。桐生市は、群馬県東端の町です。かつてはここで生糸の生産、運搬が行われていましたが、その後の産業構造の変化に翻弄された地域でもありますよね。左側の1・2番線は小山方面の両毛線とわたらせ渓谷線、右側の3・4番線は高崎方面の両毛線が発着します。迷わず、左側のわたらせ渓谷線が乗り入れている1・2番線ホームへ階段を上ります。両毛線のラインカラーは黄色。わたらせ渓谷線はグレー表示になっています。あ、八高線のラインカラーとおそろいですね！（たぶん違う理由だと思いますけど）両毛線ホームには115系が来ていましたが、今では211系。足尾線にはキハ20やキハ35がいましたが、現在はチョコレート色の「わ89-310」形や「WKT-500」形に交代しました。ホーム柱の番線表示は、おそらく国鉄時代からのモノではないかと。こんなレイアウトの番線表示が、かつては全国いたるところにあったんですよね。2番線の駅名標。JR東日本・漢字標準型です。ラインカラーが黄色なのと、ぐんまちゃんのステッカーがあるコト以外に特記事項はないかなぁ。1番線側の駅名標。大きさをJR東日本に合わせたため、JRレイアウトの駅名標となっています。ラインカラーがなく、グレーの矢印なのと、駅ナンバリング（桐生はWK01）が入っていますね。グレー基調のため、モノクロ写真に見えちゃいますね。あ、こっちにもぐんまちゃんステッカーがあった。自立式駅名標はというと、JRレイアウトの裏面は、わたらせ渓谷線の標準フォーマットなのでした。わたらせ渓谷線の0キロポストは、始発駅の桐生駅にはありません。先ほどちらっと、下新田信号場で分岐、と書きましたが、こちらに0キロポストがあるんですよね。三セク化した今でも、両毛線の線路を間借りしているわけですね、わたらせ渓谷線。わたらせ渓谷線の「わ89-310」が入って来ました。わたらせ渓谷線ホームだけが嵩上げされていない、段差付きホームです。わたらせ渓谷線は、もともとJR東日本から分離、三セク移行した路線、改札もホームも30年以上たった今も共用しているので、利用客には便利な駅構造となっていることには、感謝です。JRと私鉄の乗り継ぎが不便な駅って、けっこうありますからね。東武とカベ一枚隔てただけの大宮駅とか（中間改札つくれよ・・・）、JRコンコースの上信電鉄の入口をつぶした高崎駅とか、北口に出たら伊豆箱根鉄道に乗り換えられない三島駅とか・・・。 close

両毛線・桐生駅～115系とキハ20・キハ35が出会っていた駅！