盛駅から大船渡線BRTの気仙沼行きバスに乗車しました。BRTは初体験です！ BRT(バス･ラピッド･トランジット/バス高速輸送システム)は、海外では高速輸送システムとして結構導入されているようです。日本では廃線跡を利用するパターンがほとんどのようで、知っているところでは以下の…… more ような導入事例があります。 ・気仙沼線と大船渡線の一部区間(東日本大震災による不通区間) ・白鵬線(国鉄白鵬線だったところを国鉄バスが代行) 他にも鹿島鉄道の廃線跡を利用している｢かしてつバス｣や日立電鉄の廃線跡を走る｢ひたちBRT｣などなど。白鵬線は18きっぷで訪問計画中です。 さて大船渡線BRT、バス車内の様子↓ 乗車率は出発当初は満席近くでしたが徐々に下車していく感じでした。 途中の駅はみな同じような感じで鉄道でいう2面2線の構造が多く、ホームにあたる場所にはシースルーの屋根があります。↓は大船渡駅と細浦駅。 車窓から見える大船渡湾。細浦駅までは大船渡湾に沿って進みます。本当ならキハの車窓から見たかった景色です。 BRTに乗ってみて面白かったのは、踏切の遮断機が鉄道とは逆になっているところです。専用道路側が遮断されます･･･。これは一般車が専用道路に侵入するのを防ぐためなんでしょうね。バスは一旦停止、遮断機が上がると発車、というのを繰り返します。(画像↓は後ほど撮った気仙沼駅手前での様子) 専用道路は元単線の線路跡なので道幅は結構狭いです。この道を上下のバスが走るため、所々に行き違いエリアがあります。信号は赤で一旦停止、青になるまで待機します。 そんな感じで走っていき小友駅を過ぎたところで専用道路が途切れ、バスは一般道に入ります。全線が専用道路ではないようです。 一般道に入ると高田病院駅や高田高校前駅などBRTになった後に開業したバス停に停車していきます。病院や学校などに直接停まれるのは鉄道からBRTになった利点のひとつだと思います。 しばらく走ると一面更地にショベルカーなどがたくさん見られる光景が広がります。陸前高田あたりは大震災の津波被害が最も甚大だった場所のひとつなのだと思います･･･。 ほどなくして陸前高田駅に到着、ここで乗換えのために下車しました。 陸前高田駅は岩手県陸前高田市の代表駅です。陸前高田市は大震災の際、大津波によって市中心部が壊滅したそうです･･･。現在は市役所や駅の移転など都市機能の再建･復興が進められています。 駅全景です。 ちょっとしたバスロータリーになっています。周囲は更地ですが、画像↓手前に新しい道路が走っており、真新しいショッピングモールに広大な駐車場がありました。この辺りが新中心市街地のようで街づくりの最中といったところだと思います。 ロータリーの片隅にはなんと駅舎もありました。復旧後の駅は何回か移転を繰り返しており、昨年の4月にこちらに落ち着いたようです。この真新しい駅舎は鉄道時代のものを模しているとのこと。 駅舎内の様子。 みどりの窓口もちゃんとありましたが、到着時は営業時間外で閉じていました。後に再び戻ってきたときには営業中だったので、頼んでみたら下車印もいただけました(嬉) 駅舎からみるバス乗り場の様子。上下バスや支線バスも↓左隅にあるバス停で乗降します。 それでは次のバスに乗車します。次のバスは大船渡線BRT支線のバスで当駅発の陸前矢作行きです。一緒に乗車したのは3,4名といったところでした。 ん？大船渡線に支線なんかあったっけ？これについては次回に～。 行程：盛(106気仙沼行)陸前高田(3104陸前矢作行)陸前矢作 　 close

三連休三陸駅巡り(15) 大船渡線 陸前高田駅 ～更地に復活した駅舎～