迫る3月のダイヤ改正では、特別快速「きたみ」も時刻変更が実施されます。＜現行＞列車名運行時刻所要時間特別快速「きたみ」旭川(15:37発)➡北見(18:58着)3時間21分特別快速「きたみ」北見(10:28発)➡旭川(13:50着)3時間22分現行ダイヤは、2017年3月のダイヤ…… more 改正から維持されています。それまで札幌～網走間の「オホーツク」4往復体制でしたが、車両の老朽・劣化が激しいことから、そのうちの2往復を旭川～網走間の運行とし、新たに「大雪」として運行を開始しました。これに伴い、特別快速「きたみ」についても北見方面へ（から）のアクセス改善を図るべく、旭川駅で上り列車が特急「ライラック26号」、下り列車が特急「カムイ19号」と接続を図り、特急列車と同じく旭川駅で10分程度で接続できる運行体系に改められました。そして2年ぶりにダイヤが変更され、以下のようになります。＜ダイヤ改正後＞列車名運行時刻所要時間特別快速「きたみ」旭川(14:40発)➡北見(18:09着)3時間29分(+9分)特別快速「きたみ」北見(10:28発)➡旭川(13:50着)3時間22分ダイヤ改正後、下りの北見方面へ向かう列車について、現行ダイヤでは旭川駅で特急「カムイ19号」との接続を図りますが、旭川駅発車時刻がおよそ1時間繰り上げられることで、特急「カムイ17号」からの接続に変更となります。ダイヤ改正以降、現行ダイヤの当麻行き4543D（普通列車）の役割も担うため、下り列車については新たに、旭川四条駅、新旭川駅、南永山駅、東旭川駅、桜岡駅にも停車するようになります。一方、現行ダイヤの特別快速「きたみ」のスジはダイヤ改正後はなくなっているので、実質減便・統合措置が図られることになります。そのほか、旭川駅から上川方面に向かう一部普通列車と、札幌方面からの特急列車との接続改善のほか、早朝の時間帯に旭川駅から永山方面に向かう普通列車について、8時前後で7：52発比布行き、8：08発名寄行きが設定されていますが、行き先が双方で入れ替えられます。これにより、終着の名寄駅まで後続の特急「宗谷」から逃げ切るダイヤとなり、現行ダイヤでは和寒駅までの途中の各駅からしか特急「宗谷」を利用できませんでしたが、ダイヤ改正後は名寄駅までの途中の各駅から特急「宗谷」が利用できるようになり、利用チャンスが拡大されます。そのほか、石北本線の北見峠（上川～白滝間）を越える列車について、下りの北見方面に向かう列車が午前6時台から11時台へ、旭川方面に向かう上り列車が17時台から14時台にそれぞれ変更されます。現行ダイヤでは乗り継ぎもあまり考慮されないダイヤでしたが、途中駅で普通列車同士接続が図られ、旭川～網走間を通しで利用できるようになります。青春18きっぷ利用者等には有難い措置であり、また、特急列車が運休した場合などの緊急時にも多少は対応できるダイヤになるようです。単独で維持することが困難な路線が発表される以前は、ダイヤ改正といえど、あまりローカル線には目を向けられていませんでした。網走方面については特急列車の運行区間が縮小されたことにより、特別快速「きたみ」をそれまで以上に利便性を高める措置のほか、普通列車のダイヤを見直すことで利便性の高いダイヤに改善されつつあります。しかし、依然として厳しい状況に変わりません。迫る北海道知事選が北海道の鉄路の未来を左右することになりそうですが、存続するのか、廃止するのか、いずれ早急に大きな決断を下さなければなりません。まずは、利便性を考慮したダイヤが設定されることで、利用者増に反映されればいいですね。↓ブログランキングにご協力お願いします↓ にほんブログ村人気ブログランキング close

【2019年3月16日ダイヤ改正レポート⑤】特別快速「きたみ」の時刻変更と旭川駅周辺の普通列車