今回は春の18きっぷ日帰り第2弾です。 目的は上越線完乗。といっても上越線を完走するわけでなく、未乗車だったガーラ湯沢の支線を乗りつぶすことが主目的です。余った時間で気になる駅にも下車する予定です。 利用した18きっぷ↓ 下車印は、越後湯沢と高崎。ガーラ湯沢の支線では新…… more 幹線しか走っていないため、残念ながら18きっぷは利用できません。 ちなみに1日目の様子はコチラ参照→→→偕楽園と白棚線 スタートは上野始発の高崎線1番列車。10連最後尾クハE230-8082のボックスシートに座ります。早朝から結構な混雑ぶりでした。 高崎線を完走して高崎駅で乗り継ぎます。水上行き4連のサハ211-3059に乗車。ロングシートは満席で立ち客ありの状態で出発。 更に水上駅で乗り継ぎます。大勢の客が跨線橋を渡って隣のホームに向かいます。 水上から先は1日5～6本しかない便の始発に乗車します。4連先頭クモハE129-127。駅でのんびりしていたので乗車した時には既に満席でした。 水上～越後湯沢の区間は本数が極端に少ないのですが、この時間帯は1時間後に長岡行きがありました。この時間帯を使う手はないと思い、ひと駅下車してみようと考えます。 列車は湯檜曽駅の手前で全長13,490mという新清水トンネルに突入します。県境を跨ぎモグラ駅の土合駅を越え、トンネルを抜けるとすぐに土樽駅に到着、ここで下車しました。 土樽駅の所在は新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽。水上方のトンネルと越後湯沢方のループ線に挟まれた隘路にある無人駅です。元々は信号場でしたが、冬季はスキー客向けに客扱いもしていたそうです。川端康成の名作｢雪国｣にも描かれているらしいのですが、まだ読んでない･･･ 駅構造は相対式ホーム2面2線、ホーム間は水上方の跨線橋で連絡しています。 水上方面を望む。山の中ですが幹線だけあって構造はしっかりしています。 越後湯沢方面を望む。 名所案内板は雪に埋もれていました。下りホーム側は丘の斜面に面しており、丘の上には民宿らしき建物があって、雪かきが行われていました。 この駅で下車したのはなんと私以外にもうひと方いました。話しかけてみると高崎線沿線のお住まいのかたで18キッパーのようです。目的はよくわからなかった(苦)ですが、越後湯沢まで行って引き返すとのことでした。まあ、人のことは言えませんが･･･ それでは駅舎に向かいましょう。 舎内はがらーんとしてました。事務室の方から声が聞こえたので誰かいるようです。駅の保守をされてる方かな？ 壁には上越線が優等列車街道だったころの懐かしい写真が展示されていました。 駅舎内にあった時刻表を見ると、通常時は1日5往復しかありません。 土樽駅はうっしーさんの秘境駅ランキングにも登場しています。列車到達難易度だけが非常に高い評価で、今年のランクは156位だそうです。 駅舎外観。小さな木造駅舎です。 駅舎には短い階段を上りますが、融雪用に水が流れているので歩行注意です。 駅前には結構な数の車が駐車していますが、乗ってきた人はどこにいったのかな？？ 駅前の様子はこんな感じ↓ 左に駅があります。 周りに民家は無く、駅の目の前(右側)を関越道が走っています。 次の列車まで1時間あるので少し散歩してみました。 駅を出てしばらく細い道を進みます。 県道に出ると｢逢橋｣というバス停を発見。南越後観光バスの路線で時刻表を見たところ、平日1日2往復しかありませんでした。 そのすぐそばに小さな橋が架かっていました。｢逢橋｣というのはこの橋の名かな？ 橋上からの眺め、魚野川です。 橋を渡って先に進むと上越線の線路をくぐります。手前が上り線、奥が下り線。上り線は1931(昭和6)年開通、下り線は1967(昭和42)年開通と時期が違うのが見た目でわかります。  下り線をくぐったところで振り返ると･･･関越道と線路が交差しています。 手前の道をもう少し進むと新清水トンネルの入口のそばに行くことができました。 駅の裏側にある丘への道を上っていくと、新旧清水トンネルの入口が見下ろせました。列車が来てくれたら最高でしたね。 結構歩いたので駅に戻ることにします。天気は良好、気分がよかったです。 次の下り列車の時間。最後に跨線橋から到着する列車を撮影です。 4連最後尾のクモハE128-128に乗り込んで土樽駅をあとにします。 久々の秘境駅、のんびりした時間を過ごすことができました。 行程：上野(821M高崎行)高崎(723M水上行)水上(1729M長岡行)土樽(1731M長岡行)越後湯沢 　 close

18きっぷ上越線(1) 上越線 土樽駅 ～国境の長いトンネルを抜けると･･･～