更新がしばらく滞ってしまいまして、大変申し訳ございませんm(__)mこれからぼちぼち、小ネタでもアップしていこうと思います。 さて本題。以前Twitterで見つけたネタなんですが、「都営大江戸線の森下駅は、新宿線と同時に作られた。その当時は大江戸線も普通サイズの車両が走…… more ることを前提に作られたため、駅部分のみトンネルの断面が大きい」という話を聞き、見に行って参りました。 まずは両国方から。こちらは両国～上野御徒町～飯田橋方面のトンネル。 これだと分かりにくいかな？ どうやら駅部は開削工法で建設されたようで、そのためか駅部はトンネルの断面が四角くなっています。その奥がシールド工法で建設されたので、断面が丸くなっているのでしょうね。これだと、断面の差は分かりにくいような。より分かりやすいのは、こちらかと思われます。こちらは門前仲町～大門～六本木方面の線路。 断面の差が顕著 おお、これは全然違う！大江戸線のトンネル断面が小さくできたのは、車両自体の小型化もそうですが、リニア方式を採用して床面を下げたから。これによって劇的な小断面化が可能になりました。トンネルは断面積が大きくなればなるほど建設費が高額になるので、都営大江戸線の建設に当たっては、トンネル断面が小さくて済むミニ地下鉄が採用されたわけです。しかし現在の勝どき・六本木あたりの混雑を見ると、通常サイズの車両（長さ20m4扉・車幅2.8m）でも問題はなかったような。 こちらは清澄白河方のトンネル断面。まずは門前仲町方面の線路から。 こちらもなかなか やはり車両が小さいですね。 最後に、こちらは反対側の両国方面への線路。 これはよくわかる 西馬込の車両基地の一般公開の際、12-000形と他の車両が並べられるのですが、そのとき参加者が一様に驚くのが、12-000形の車高の低さ。これは車両自体の小ささと床面の低さが理由ですが、一般の車両とはずいぶん違うものだと思います。それがトンネル断面でも実感できます。 森下駅の開業が昭和53(1978)年12月ですが、当時は都営新宿線の単独駅で、都営大江戸線（12号線）の計画は存在したものの未着工でした。都営大江戸線が開業し乗換駅となるのは、駅自体の開業から実に22年が経過した平成12(2000)年の12月。つまり、22年もの間、大江戸線側の駅設備は日の目を見なかったことになります。当時は大江戸線が新宿線同様の規格で建設されることが想定されていたため、断面の大きなトンネルになっていますが、実際はご存じのとおり。それでも、22年の歳月を経たとはいえ実際に役立って良かったのかもしれません。分岐線の完成を見込んだ駅設備となっている豊洲駅は、駅開業後30年以上も住吉方面とつながっていません。あれがつながることはあるんでしょうか。 【取材日　平成31年4月1日】 ※　当記事で使用している写真は、全て立入禁止区域外から撮影しております。 close

4803.やっぱり小さい！　「ミニ地下鉄」を実感できる森下駅