8月13日、管理人はこんな場所を訪れました。 千早フラワー公園 この公園の名前を聞いて、ピンときたあなた。あなたは鋭い。それは追々ご説明するとして、この公園の最寄り駅は西武池袋線椎名町又は東京メトロ有楽町線・副都心線の要町。どちらから行こうかと思ったのですが、…… more 要町は駅からの道がわかりにくそうだったので、わかりやすそうな椎名町から向かいました。 椎名町駅の周辺地図 この地図の左側真ん中あたりに緑の区画がありますが、それが千早フラワー公園です。 上の写真を拡大したものがこちら。 道はわかりやすかった 駅を出たらほぼ一本道でした。所要時間は5分ほど。 そして公園に到着すると、金網に囲まれた区画が。 ありました！ こここそが、「ミニ地下鉄」としての都営大江戸線のプロトタイプ車両、12-000形試作車が保存されている場所です。12-000形試作車は2両作られ、当初は普通鉄道と同じ回転式電動機を台車に装荷する方式でしたが、後に鉄車輪式の常電導リニア方式に変更され、西馬込の検車場の構内に試験線が作られ、そこで試験をしていたことがあります。この試作車の試験結果が良好だったことから、昭和63(1988)年12月、都交通局は大江戸線について現行の常電導リニア方式の採用を決断し、その後の12-000形の登場に至っています。しかし、この試作車は営業運転に供されることはなく（落成当初、この2両は開業後に営業運転に供される予定だった）、試験終了後に廃車になり、その後現在に至るまでここで保管されています。 12-001（向かって右側）、12-002（同左側）の2両の姿を、あえてノーキャプションで。   それにしてもこの2両、状態が悪すぎます。この車両は車体が軽量ステンレス、正面はFRPなのだそうですが、ステンレス鋼とFRPだからこの程度で済んでいるのでしょう。もし普通鋼製であれば、もっと急激にゾンビ化しているものと思われます。ラインカラーのマゼンタ（紫紅色）のラインも、褪色が顕著になっています。 ところでこの区画、一般公開もされていたようなのですが、管理人が訪れた8月13日の時点では、ゲート部分が厳重に施錠されておりました。 公開について曜日を限定した記載はない 土日祭日限定かとも思ったのですが、そういうわけでもなかったようで。wikiによると、左側の12-002は地域の集会所として使用されているそうですが、今でも継続されているんでしょうか。 で、なぜゲートが施錠されていたのかというと、この日が平日だからというわけではなく、こういう理由でした↓ 何と！ 出入り口のドア（客用扉）が故障してしまい修理のめどが立っていないということです。 このあとは、この2両の写真を撮影しました。写真の点数が多くなりましたので、記事を分けます。というわけで、後編に続く。 ※　当記事は、08/17付の投稿とします。 close

4918.生きていたんだよな～豊島区に眠る「ミニ地下鉄」のプロトタイプ車両（前編）