JR北海道の札沼線のうち、北海道医療大学～新十津川間は、今年の5月6日(水)をもって運行を終了します。 この度、同区間の廃止を前にした運転計画が発表されました。 札沼線　石狩当別～新十津川間の運転計画について｜JR北海道 概要は以下の通りです。 ●臨時列車の運転： 浦臼…… more 折り返しの列車を新十津川まで延長運転することで、新十津川折り返しの列車は1日1往復から2往復に増便。 ・運転日： 2020年4月11日、12日、18日、19日、25日、26日、29日、30日、5月1日～6日 ・運転時刻： 浦臼12:46発～新十津川13:09着（石狩当別11:45発浦臼行きを新十津川まで延長) 新十津川14:06発～浦臼14:28着～石狩当別15:39着（浦臼13:19発石狩当別行きを、時間変更の上神都津川から延長) なお、5月6日(水・祝)は新十津川14:13発・石狩当別15:37着となり、浦臼（14:29着・14:39発）、石狩月形（14:57着・15:15発）のみ停車。 ●指定席化： 新型コロナウイルス感染防止を目的に、5月2日(土)～5月6日(水・休)の石狩当別～新十津川間の全列車を全車指定席として運転。 乗車の際には、乗車券の他、座席指定券（大人530円）が必要。 座席指定券の発売については、決定次第発表。 詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 ▲新十津川駅に停車中の石狩当別行き普通列車（2016.7.2撮影） この時は一日一往復でしたが、4月～5月の週末等に、2往復へ増発されます。 既にご紹介していたように、このGWで札沼線・北海道医療大学～新十津川間が廃止となりますが、お名残乗車を目当てに、多くの方々が訪問・乗車することが想定されます。 これだけみれば、過去にJR北海道管内で廃止になった江差線（木古内～江差）や石勝線・夕張支線（新夕張～夕張）などと同じ状況であります。 大きく異なるのは、言うまでもなく「新型コロナウイルス」の感染防止が必要な点であります。 お名残乗車で車内が満員となれば、それだけ閉鎖した空間に乗客が密集するわけですから、それだけ新型コロナウイルス感染症拡大の恐れが大きいと言えます。 そこでJR北海道が発表したのは、特に混雑が予想されるGW中の廃止区間を含んで運行する全列車・全席を指定席として運転するという、未だかつて聞いたことのない運行形態であります。 確かに「全車指定席」とすれば、着席定員以上の乗車ができないことから、集団感染の防止には大きな効果があると考えられます。 しかし一方で、定員の制限がかかることから、一人でも多くの人々に最後の乗車を楽しんでもらうことが難しくなるため、苦渋の決断だったかと思いますが、集団感染を阻止するためには、やむを得ない措置だったかと思います。 きっぷファン的にみれば、今回発売される「座席指定券」に、どのような列車名が付与されるのかが楽しみ、といえるでしょうか。 例えば「さようなら札沼線○号」なんていう名前が付いたりするのか、といった情報も、発表され次第、ご紹介できればと思います。 ともあれ今後、新型コロナウイルス感染の状況によっては、運転計画の変更等もあり得ますが、まずは無事に最終日まで運転できるよう祈るばかりだな、と感じたニュースでありました。 ●関連ニュースサイト： JR札沼線の北海道医療大学～新十津川間 廃止直前は全列車指定席に 新型コロナ感染防止 | 乗りものニュース 「石狩当別～新十津川間 臨時列車 運転」に関するブログ - 鉄道コム ●関連ブログ： 札沼線の一部廃止で増発　5月2日以降は新型コロナウイルス対策で全車指定席に | 鉄道プレスネット ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【JR北海道】札沼線・石狩当別～新十津川間の運転計画を発表。廃止までの土休日・GWに新十津川まで1往復延長するほか、GWは全列車指定席として運転