東武6050系、首都圏では「区間快速」として走る姿が見られました。2017年4月。スペーシアの後継車両となる汎用特急車両「リバティ」登場と大幅なダイヤ改正・・・いや、改悪かも?東武日光発着の特急が増えた一方で、浅草直通の区間快速はなかったことに！昨日まで当たり前に走り回っていた電…… more 車が、ある日を境に見なくなる、というコトは往々にしてあるものです。6050系もその歴史の仲間かな・・・?「国鉄も驚きの6両3階建て運行です！」区間快速に充てられていた6050系は、1985（昭和60）年に旧国鉄会津線と一本でつながる第3セクターの野岩鉄道、会津鉄道との「相互乗り入れ」のため一部は6000系を再利用し、一部は新造車として登場しました。野岩鉄道、会津鉄道にも同じ仕様の車両がいまして、それで「相互乗り入れ」です。会津田島駅は、旧国鉄会津線の頃からの南会津の中心駅ですね。栃木駅に到着した、上り浅草行き区間快速です。急行（有料のは除いてね）より快速の方が速いのは、東武のこだわり！当然「区間快速」は「区間急行」よりもすっ飛ばすわけでして、長距離をお乗りになるお客様への対応として片側2扉、ドア付近のみロングシートというボックス席主体のセミクロスシート車両が必要だったんです。ただし、有料特急・急行よりはグレードを落とすことも忘れずに・・・車内のレイアウトだけなら、西武秩父線で活躍中の西武4000系と似ているわけですが。観光が主体の西武秩父線（と一部池袋線）を走るため、ボックス席がメインの2ドア・セミクロスシートですからね。西武4000系は4両編成が基本で、2編成つなげて8両編成も可能！東武日光、新藤原、会津田島から2両ずつ回収してきた6両編成の区間快速です。春日部を出ると、次は北千住。結構飛ばしますよね。でもって、北千住から浅草までは各駅を拾っていきます。2扉・クロスシートメインの車両は、混雑したときに結構きゅうくつ。あ、それで浅草口から末端の方へ追いやられるってコトなの??側面の行先幕が東武独特の表記です。横書き「区間」縦書き「快速」、横書き行先「浅草」・・・国鉄・JR中央線の「特別／快速」のようなレイアウトは考えなかった??ミニ国鉄とも揶揄された東武鉄道サン！向かって左が種別、右側が行先ですが、行先の異なる車両を連結した「多層建て」運行のため、行先の文字の小ささが半端ない（のはおなじみですね）。大きくしてみましょうか。前2両が東武日光行き、中2両が新藤原行き、後ろ2両が野岩鉄道経由・会津田島行き、という「3階建て」運行の無理やりな行先表示です。2両単位で連結・切り離しをしますので、車内には行先を表示する「行先幕」が設置されていたりします。というのが、4月ダイヤ改正までのお話で。今後の6050系の運命や、いかに!?「あら、リバティに乗れば問題ないじゃないじゃないですかぁ」うん・・・長距離は有料特急に乗れってことなんですね・・・。 close

東武6050系「区間快速」～いつもの電車がいつかの電車に･･･