今日もまた、「自宅鉄活動」と勝手に称し、自宅で保存しているきっぷなどのコレクションを、振り返っていこうと思っています。 【ご参考】 鉄道趣味ポータルサイトの「鉄道コム」でも、「自宅で楽しむ鉄道趣味」という特集記事が組まれています。 自宅で楽しむ鉄道趣味･･･みんなで「家鉄」 -…… more 鉄道コム 今日ご紹介するのは、こちらの「バス指定券」です。 「バス指定券」というものですが、果たしてこれは何なのかというと、かつての国鉄バス・JRバスでは、一部路線の便で指定制を適用していましたが、その指定制適用便を利用する際には、乗車券の他に必要であったものです。 「バス指定券」が必要であった路線の例を挙げますと、下記とおりとなります。 ・十和田北線「みずうみ号」（青森～十和田湖、等） ・十和田南線「とわだこ号」（十和田南～十和田湖、等） ・東名・名神高速線「ドリーム号」（東京～名古屋・京都・大阪） ・松山高知急行線「なんごく号」（松山～高知） ・防長線「はぎ号」（小郡～東萩） （交通公社の時刻表　1987年3月号（復刻版）より引用） 概して、都市間路線（なんごく号、ドリーム号、はぎ号）や観光路線（みずうみ号、とわだこ号）に設定されており、特に繁忙期に定員把握と着席保証の観点から、列車の指定席と同様に、マルスシステムに収納され、全国で発売されていたものでした。 今回ご紹介した「バス指定券」は、残念ながらマルス発券のものではありませんが、JRバスの十和田湖駅の窓口で発売されていたものでありました。 入手の経緯としては、平成7年（1995年）4月に、東北ワイド周遊券（下記リンク先でご紹介したきっぷ）を利用して東北地方を旅行した際、十和田湖で泊まってみよう、ということで、十和田南～十和田湖間を利用した際、帰りの十和田湖駅で購入したものでありました。 ＜参考＞ この時、往路（十和田南駅発）の「とわだこ号」に乗車した際にも、バス指定券を購入した覚えがあるのですが、手元にはなく、何故か帰りのバス指定券だけが手元に残っていた次第です。 先述のとおり、繁忙期の両者数把握や着席保証の観点から、設定されていたバス指定券でしたが、この時期の十和田湖（4月上旬）は、観光シーズンにほど遠く、十和田南駅まで往復乗車した「とわだこ号」は、私を除くと地元の人ばかりでありました。 どうも、素直に「バス指定券」を購入していたのは、往復ともに私だけだった模様です… ただ、「とわだこ号」に関しては、この時乗車した十和田南駅発着便の他、盛岡発着便もあったようで、ご紹介した「バス指定券」制度は、むしろ盛岡発着便で主に使われていたのではないかと推測されます。 この「とわだこ号」十和田南発着路線ですが、その後の利用者の減少から廃止となり、現在ではどうやら十和田タクシーによるシーズンの土休日のみに、前日までの予約によるデマンド運行になっている模様です。 ただ、JTB時刻表には掲載はあるものの、Webサイトには見当たらないため、実際の利用には確認が必要と思われます。 ともあれ、このようにご紹介する機会があれば、もっとこういった「バス指定券」もつぶさに購入しとけばよかったな、とも思いますが、そんなことを悔いても仕方がないので、手持ちのコレクションがあるだけでも幸せ、と思っておきたいところであります。 ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

JRバス東北「とわだこ号」バス指定券（十和田湖駅発行）