出雲大社参拝・旧大社駅見学　（第642回）2018年12月5日　9時58分　寝台特急サンライズ出雲は定刻通りJR出雲市駅に到着。島根県の観光マスコットキャラクターのしまねっこのパネルがホームで出迎えてくれました。大人の休日倶楽部ツアー一行は観光バスに乗車し、出雲大社へと向かいます…… more 。この観光バス鳥取県のご当地ナンバーを付けていました。（しかも寄付金付きのフルカラー）ナンバープレートには鳥取県の秀峰大山と鳥取砂丘、日本一を誇る鳥取の二十世紀梨（あれ？二十世紀梨は千葉県松戸市が発祥の地だったはず…。バスガイドさんによると、明治37年に松戸市から10本の苗木を譲り受けたのが始まりだそうです。）がデザインされていました。縁結びの神様として、またパワースポットとしても注目される出雲大社。勢溜に立つ木製の大鳥居が正門になります。この鳥居のすぐ近くにあるのが、シンガーソングライターTさんのご実家、竹野屋旅館。出雲大社二の鳥居勢溜の大鳥居竹野屋旅館そして鳥居の斜め向かいに和と洋との縁結びをテーマにデザインされたという和風建築のスターバックスコーヒー出雲大社店があります。あれ？10年前出雲大社に来た時、スタバってあったかな…。（2004年にオープンしたそうです）勢溜の大鳥居をくぐると、下り参道、松の参道と続き、四の鳥居銅鳥居をくぐれば国宝出雲大社御本殿に至ります。御本殿は大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式で高さは24メートルもあります。御本殿正面には2000年に発掘された巨大な宇豆柱の遺構跡が赤いタイルで示されていました。境内にある宝物殿神祜殿には3本の巨大な柱を金輪で束ねた古代御本殿心御柱実物大が展示されています。御本殿を参拝した後、次に神楽殿に昇殿し団体祈祷を受けました。神楽殿昼食は出雲大社前の食堂で出雲名物出雲そばと島根県の絶品グルメ鯛茶漬けをいただきました。出雲そばは日本三大そばのひとつに数えられるほど有名ですが、（岩手県のわんこそば・長野県戸隠そば）、食べ方に特徴があります。食堂で提供されたのは冷たい割子そば。丸い器に盛りつけられたそばに直接つゆをかけていただくのです。出雲そばは店によって違いがありますが、どちらかというと色が黒く太くて硬いので咀嚼力の弱いオバ鉄は苦手です。どうやらツアーの方にも冷たくて硬いと不評で残念でした。島根県名物に鯛茶漬けがあることを今回初めて知りました。松江に茶の湯文化を広めた松江藩松平家宗家7代目藩主松平治郷公（不昧公）。その不昧公が愛したというのが鯛茶漬け。御飯にそぼろにした鯛の身、裏ごしした卵の黄身と白身、海苔、きざみ葱をのせてだし汁をかけていただきます。茶人であった不昧公だけあり、茶懐石に提供されるような見た目も雅なお茶漬けでした。食事後は参詣道神門通りを自由散策。神門通り10年前の神門通りはアスファルト舗装で通り沿いの店舗も少なく、観光客の往来もまばらでしたが、2013年の遷宮に合わせて神門通り再生事業を進めたそうです。通りでは電柱を廃止し、電線を地中化、道路幅員の見直し、石畳化、街並みの景観づくりをして、賑わいある街並みを復活させたそうですよ。その神門通りには鉄道ファン必見のスポットがあることを御存知でしょうか。それは国の重要文化財に指定された旧大社駅。明治45年国鉄大社線の開通により国鉄大社駅は開業し、現在の駅舎は大正13年に改築されたものです。出雲大社を意識した左右対称な社殿風造り。玄関の中央の鬼瓦には国鉄の動輪マークの装飾があります。威風堂々とした駅舎に圧倒されそうです。正面から駅舎内に入った所が一段の三等待合室、左側に駅長事務室と貴賓室、右側に一等二等待合室があります。三等待合室高い天井からは大正風の灯篭型の和風シャンデリアが吊るされ、和と洋が融合する大正ロマン風になっています。待合室中央の厨子風の旧出札室が美しいです。この空間に立っていると出雲大社の参拝客で賑わっていただろう往時の雰囲気を感じることができ、タイムスリップしそうです。ホームも当時のまま残されているので外に出てみましょう。今回の動画は「寝台特急サンライズ瀬戸・出雲　岡山駅にて分割」です。↓オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

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