美佐島駅を出て三度十日町の中心部を出て信濃川の鉄橋を渡ります。十日町市から日本海に出る新潟市の万代橋まではかなりの距離がありまだまだ北です。鉄橋を渡り長いトンネルを抜けまつだい駅にやってきました。対面式のホームですが上屋は短く1両分位でしょうか。別角度から見ると上屋の形状が独特で…… more すがこれも雪対策によるものでしょう。隣のホームへは地下道で結んでおり左のゲートのようなものはスイングドアが設置されてます。改札は簡素ですが訪問したこの日はシャッターが半分開いており出る時駅員さんがいるのを確認しました。普段は無配置ですが多客期は臨時に派遣されてるのです。順番が前後しますがホーム入口と改札の間に待合室があり長椅子が設置されてます。ほくほく線の駅に併設されてる道の駅「まつだいふるさと会館」があり右隣に雑貨屋さんがあります。反対に歩くと階段があり食堂がありましたが残念ながら営業は終わってました。準備中の看板に謹賀新年の紙が貼っており新しい年を目前に俺は旅してるんやと実感させられます。屈指の難工事と言われた鍋立山トンネルのパネル展示コーナーがあったので見ていきます。トンネルを掘るためのボーリングマシンの模型が展示されてます。隧道工事ではなくてはならないものですが地盤・地質で難易度の高い工事になったのでしょう。全長9.2キロあるトンネルは1973年に着工しましたが22年かかって貫通した世界でも有数の難工事で途中4年間凍結期間がありこれは1980年国鉄の経営再建が絡み余儀なくされました。知識もありませんが特に中工区は掘るのも困難な地質に加え可燃性ガスや石油も湧出するほどです。ほくほく線マップ表にも鍋立山トンネルのある山が手書きで書かれてますね。駅舎は道の駅併設の大きな建物で駐車場が広くほくほく線が開業する2年半前に開館しました。目の前は国道が走ってます。例年のこの駅前はもっともっと雪が積もってますがわずかにあるだけです。越後湯沢を出てから止んだり降ったりの小雨がパラつく中の道中であります。ホームに戻り次に乗る列車を待ってる最中に来た越後湯沢行きは大地の芸術祭に合わせラッピングを纏った「DAICHI号」がやって来ました。停車時間わずかで発車した鮮やかな色合いのHK100系は長いトンネルに向かいました。駅の広場の一角には北陸新幹線開業まで18年間走り続けた特急はくたかの記念碑が雪に埋もれないよう雪吊りの要領で覆われてますが160キロで疾走していた名列車の記憶は俺は忘れません。もう一つは駅入口にほくほく線発祥の地のモニュメントが建ってます。訪問した冬季の交通手段確保が目的で新黒井 - 浦川原間を通っていた頸城鉄道を陸の孤島と言われたまつだいに延ばそうとしたのがルーツであります。第二次世界大戦・国鉄改革に翻弄されながら1997年3月22日に日願成就しこの地域の交通の便は飛躍的に便利になりました。特急の営業終了から5年経過し厳しい経営環境にありますが末永く末代まで走り続けてほしいです。ほくほく線発祥の地となったまつだい駅に別れを告げ次の場所に向かいます。撮影日：2019年12月30日カメラ：Nikon D500＋AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR ＋AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VRいつもご訪問ありがとうございます。ブログランキング参加しています。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 close

北越急行ほくほく線　まつだい駅