9月21日、全くもって遅ればせながら、ホームが並んだJR渋谷駅を見て参りました。なお、渋谷駅は昨日一杯で「玉川口改札」が閉鎖され、廃止後51年にして、「玉電」の名残りが姿を消しています。 「ホームが『並んだ』」とは、これまで大きく恵比寿方にずれていた、埼京線・湘南新宿ラ…… more インのホームが山手線と同じ場所に移転したことを示すもの。この移設によって、渋谷駅での乗り換えの利便性は格段に向上しています。 まずは、「並んだ」証拠写真を何点か。原宿方で並ぶ、湘南新宿ライン高崎行きと、山手線内回り。 確かに並んでいる ちょっと前までは考えられなかった光景です。 電車がいなくなったところで、引いて撮影。 確かにホームは並んでいる 写真の左側に写っている、上下のエスカレーター、これは「ハチ公口」へ通じるもの。「ハチ公口」といえば待ち合わせの名所「ハチ公広場」に面した改札口でしたが、以前は埼京線・湘南新宿ラインからは、山手線ホームを経由して延々歩かなければたどり着けませんでした。それが今ではこのとおり、非常に近くなっています。渋谷駅には相鉄直通列車も顔を出します。 相鉄12000系 艶のある深い紺色を纏う12000系は、ファッションの街・渋谷に現れても全く違和感がありません。相鉄車両の登場により、渋谷駅に姿を現す大手私鉄の車両は、駅のある東急・京王・メトロのほか、東武と西武、さらに相鉄も加わり、全部で6社となっています。 埼京線・湘南新宿ラインホームを恵比寿方へ歩きます。するとこんなものが。 「渋谷ストリーム」の通路の部分 「渋谷ストリーム」は、地上にあった東急東横線の渋谷駅跡地に建設されたビルですが、その一部を地上の渋谷駅のモニュメントのようにつくってあるのですよ。そのひとつがこちらの「カマボコ」。かつて地上の渋谷駅が現役だったころに、外壁に取り付けられていた構造物です。これを見ると、この「カマボコ」の向こう側に、赤帯を一切纏っていない8000系、あるいは初代7000系などが出入りしているのが見えるような気がしますが…現実はそうではありません。ちなみに、手前の線路（埼京線・湘南新宿ラインの大崎方への線路）ですが、これは地上の渋谷駅の4番線があったあたりに敷かれているのだそうです。 恵比寿方も並んでいます。 以前は考えられなかった 以前なら、この辺りにはホームがなく、乗客は頭上にあった連絡通路を延々歩いて恵比寿方にあったホームに降りていたものですが、今回のホーム移設で、延々と連絡通路を歩く必要がなくなりました。 ホーム移設と玉川口閉鎖を知らせるポスター。 この写真を撮ったときは玉川口は稼働していた 今日26日は、既に玉川口改札は稼働していません。また、ホームの移設は6月20日に行われたものですから、移設後のホームと玉川口改札が併存したのは、わずか3ヶ月の短い間でした。 改札を出てみます。かつて東横線・井の頭線・地下鉄銀座線への乗換改札だった、中央改札は東側に「中央東改札」が開設されておりました。 新たに開設 出るとこんな感じです。 連絡通路の上 位置関係はこんな感じ。 銀座線渋谷駅が真横に こんなに間近に見えるとは(^_^;)ちなみに、この通路をまっすぐ行きますと、渋谷ヒカリエビルに達します。渋谷ヒカリエビルといえば、かつて東急文化会館というビルが建っていて、山手線中央改札や東横線正面改札からそのまま明治通り上の連絡橋を渡って達することができたのですが、東急文化会館がヒカリエに生まれ変わっても、連絡橋とその機能が残っていることには、渋谷駅の歴史を引き継いでいるような感じがしました。 このあとは、ホーム移設後の「新南口」も視察したのですが、写真の点数が多くなりましたので、そちらを「後編」とし、当記事を「前編」とします。というわけで、後編に続く。 『5290.【四半世紀来の懸案解消】ホームが並んだ渋谷駅【新南口はどうなった？】　後編』前編から続きます。前編はこちら↓ 『5289.【四半世紀来の懸案解消】ホームが並んだ渋谷駅【新南口はどうなった？】　前編』9月21日、全くもって遅ればせながら…ameblo.jp   close

5289.【四半世紀来の懸案解消】ホームが並んだ渋谷駅【新南口はどうなった？】　前編