富山地鉄はローカル路線から撤退しすぎたためか、小型車を使うような路線はありませんでしたが、21世紀に入ると各地のコミュニティバス用として小型車が導入されました。近年は一部の路線にハイエースなどを導入しており、小型化が進んでいます。富山230あ603KK-MJ26HF改2001年式…… more まずはふそうエアロミディMJ。富山市コミュニティバス「まいどはや」用に7mのHRとともに導入されましたが、ポンチョが導入されたため、玉突きで富山ライトレール(現在の富山地方鉄道富山港線)のフィーダーバスに転用されました。フィーダーバスは、蓮町駅発着の四方・草島ルートと岩瀬浜駅発着の岩瀬・大広田・浜黒崎ルートの2路線あり、画像のMJかHRが使われています。まいどはや用のHR,MJには600番台の車番が付番されましたが、以降は300番台が付番されるようになり、600番台はその4台で終わってしまいました。富山200か313SKG-HX9JLBE2014年式※下の画像は同型の富山200か315富山市街を循環する「まいどはや」用に導入された日野ポンチョ。「まいどはや」とは、富山弁で「こんにちは」「ごめんください」といった意味とのこと。緑色に黄色の帯を巻いていた先代のHR,MJとは打って変わって、水色をベースとしたデザインに変わりました。地鉄ではこのほか、富山市の「婦中すいせん号」も受託運行しています。富山200か316SKG-HX9JLBE2014年式2020年7月から2021年3月までの期間限定で、まいどはやにハローキティのラッピング車が登場しました。これは富山市とハローキティがコラボしたことによるもので、車内にもハローキティがデザインされています。富山230え908SKG-HX9JLBE2014年式富山市コミュニティバス「呉羽いきいきバス」で使われているポンチョ。希望ナンバーの数字は呉羽にかけた「908」を取得しています。富山201い1SKG-XZB50M2015年式乗合登録の日野リエッセⅡ。このサイズの車両は初導入ということもあってか、車番は1番が付番されています。もともとは、富山市が運行していた「富山ミュージアムバス」を引き継ぐ形で2015年に運行を開始した「富山市内周遊ぐるっとBUS」用に導入されました。ところが、わずか3年でハイエースに代替されてしまい、現在は小型車用の新塗装に塗り替えられたうえで特急神岡・平湯温泉線に使われているようです。この路線、地鉄便は基本的にハイエースが使われており、利用者が多いと見込まれた場合は車両のサイズが大きくなる模様。富山330あ801LDF-KDH223B2016年式富山と氷見を新湊経由で結ぶ観光路線バス「富山ぶりかにバス」用のトヨタハイエース。氷見で加越能バスの「わくライナー」に乗り継げば和倉温泉まで行けるという案内もなされていますが、ハイエースで運行されているということは、利用者数は多くなさそうです。ぶりかにバスは予約制で、利用者が多いとやはり車両のサイズが大きくなる模様。富山330あ802LDF-KDH223B2017年式黒部営業所に配置されたハイエース。小型車用の新塗装をまとい、黒部管内のローカル路線で使われています。地方のバスというと、とにかく日野リエッセやポンチョ、ローザが多いというイメージですが、地鉄はローカル路線を廃止して撤退した地域が多いこともあってか、ハイエースが導入されるまで小型車はコミュニティバス用でしか存在しませんでした。富山330あ806QDF-GDH223B2018年式特急神岡・平湯温泉線で使われるハイエース。富山から平湯温泉まで2時間50分もハイエースに揺られると考えると…。地鉄のハイエースは3ナンバーなので普通2種免許で運転でき、乗務員の採用も「ミニバス運転手」として別枠になっています。また、ハイエースは800番台の車番が付番されています。なお、ハイエースは富山市の堀川南地域コミュニティバス「ほりなん号」でも使われています。富山330あ807QDF-GDH223B2018年式ぐるっとBUS用に導入されたハイエース。これで上記のリエッセⅡを置き換えました。観光客向けということで、バスガイドが乗車して案内を行っています。 close

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