今回は、地鉄の高速路線用移籍車を取り上げます。地鉄は空港連絡バスや短距離の高速バスに移籍車を使用しており、新車とともに使われています。また、登山者向けに夏から秋にかけて運行される夏山バスにも移籍車が使われています。富山22こ140P-RU636CB1990年式元:立山開発鉄道→立…… more 山黒部貫光地鉄の名物車両だった日野P-RU+富士重工R2。立山開発鉄道が立山高原バス用に導入した車で、のちに山を下りて地鉄に移籍しました。地鉄移籍後は夏山バスをメインに使われており、近年は予備車的な存在でした。2020年7月をもって廃車になりました。富山230あ440KL-RU4FSEA元事業者不明地鉄で意外と少数派なのが日野セレガR。撮影時は富山空港線で使われていました。高速路線用の移籍車の車番は、富山22こナンバーの貸切車の連番となっているようです。富山230あ443KC-RA531RBN1999年式元:東京空港交通東京空港交通から移籍した日デKC-RA+富士重工7M。貸切カラーのデザインを採用しつつも地色は銀色という謎な塗装になっています。富山230あ449KL-MS86MP元事業者不明地鉄の高速路線用移籍車の多くはふそうエアロバスです。画像の車は夏山バス室堂線で使われていました。夏山バスは富山駅を早朝に出発し、昼過ぎから夕方にかけて富山駅に戻ってきます。7月から8月にかけては毎日、9月から10月半ばまでは土日祝日に運行されます。富山230あ451KL-MS86MP元事業者不明こちらのエアロバスは富山-白川郷-高山線で使われていました。この路線は濃飛乗合自動車と共同運行しており、片道2時間20分で1日4往復運行されています。富山230あ453KL-MS86MP元:名鉄観光バス撮影時は金沢線で使われていたエアロバス。新車が導入されている金沢線にも移籍車が使われます。なお、富山駅の降車場はロータリー外にあり、駅到着後に入庫するバスはロータリーには入りません。富山230あ454KL-MS85KN2001年式元:能登西部バス→北鉄能登バスエアロバススタンダードデッカー。KL-MSでスタンダードデッカーというだけでも珍しいのに、折戸でブルーガラスのメトロ窓という個性的な仕様で、北鉄能登バスからの移籍車です。撮影時は夏山バス折立線で使われていました。路線環境の関係で、夏山バスにはこのような車が適しているようです。 close

富山地方鉄道 高速路線車③