名古屋本線の一部特別車特急も今秋で登場30年の節目を迎えました。1990年10月に行われたダイヤ改正で全車指定席特急と料金不要の「高速」とを統合する形で登場、名古屋本線の特急は原則一部特別席として運行する形態が続いた一方、犬山線～河和線などを結ぶ特急は全車特別車という形態が続いて…… more きましたが、中部国際空港開港時に空港特急へも一部特別車特急が導入され、さらに「ミュースカイ以外の特急は原則一部特別車とする」方針が立てられた結果、2008年末の白紙改正で「ミュースカイ」以外の特急の一部特別席化が完了を迎えました。中部国際空港開港後も豊橋～岐阜間通しでの運転を貫いた名古屋本線の特急も、「ミュースカイ以外の一部特別席化」の過程で系統見直しがなされ、名鉄名古屋で系統分割を図る形で豊橋発着の半数が犬山線直通へとシフト、さらにダイヤの関係から上り列車の多くが快速特急として運転されていることもあって、豊橋発岐阜行きの特急だけが30年の節目を迎えられたという見方もできると言えるでしょう。 close

登場30年を迎えた名古屋本線の一部特別車特急