大阪府貝塚市を走る水間鉄道では、2020年12月31日(木)の深夜に終夜運転を実施することを発表しました。 大晦日終夜運転のお知らせ｜水間鉄道 概要は以下の通りです。 【終夜運転の概要】 ●貝塚発・水間観音行き： 0:05発・0:41発・1:10発・1:43発・2:15発・…… more 2:50発・3:30発・4:40発 ●水間観音発・貝塚行き： 23:35発・0:05発・0:41発・1:10発・1:43発・2:15発・2:50発・3:55発 詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 今年の大みそかから来年の元日にかけての終夜運転ですが、新型コロナウイルス感染症の影響から、多くの事業者で取りやめが発表されています。 関西地区の大手事業者で唯一終夜運転の実施を予定していたOsaka Metro（大阪メトロ）でも、昨今における大阪府かでの新型コロナウイルス感染症拡大による医療提供体制の逼迫等の状況を鑑み、終夜運転を中止することを発表しました。 おおみそかの終夜運転の中止について｜Osaka Metro 【速報】大阪メトロ、終夜運転実施を正式に撤回 | Osaka-Subway.com これにより、関西地区で終夜運転を実施する鉄道事業者は皆無となる、と思いきや、ここにきて、水間鉄道が終夜運転を実施することが発表されました。 上述のとおり終夜運転取りやめが相次ぐ中、逆に水間鉄道だけが終夜運転実施するというのも不思議かも知れません。 この水間鉄道線の終点・水間観音駅の近くには、水間寺という寺があり、毎年多くの初詣客が参拝しています。 ▲水間鉄道・水間観音駅（2016年8月撮影） 水間寺へは駅から徒歩10分程度で到着します。 そのため、この水間鉄道も、初詣シーズンは水間寺への参拝客輸送を担っているわけですが、仮に終夜運転を取りやめた場合、例年に比べて初詣客が大幅に減少するとはいえ、それであっても周辺の道路・駐車場が更に混雑することが懸念されます。 一方、南海電鉄・JR阪和線等の他社が終夜運転を取りやめる中、今シーズンに限っては終夜運転で水間鉄道を利用する人は沿線の住民に限られることもあり、いわゆる「密」な状況は起こりにくいこと、等を鑑みて実施されることになったのではないか、と考えられます。 ともあれ、長年各事業者で実施されてきた終夜運転ではありますが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響により、まさかの「関西地区では水間鉄道だけが実施」という、異例な状況になりそうです。 個人的には、水間鉄道沿線へは、車で向かえば行けなくもありませんが、終夜運転の様子を見るが為に、このご時世に出向くべきかどうか、ちょっと考えたいと思います。 終夜運転実施を決断した水間鉄道の応援という意味では、今回だからこそ乗車したい、というのはあるのですが･･･ ●関連ニュースサイト： 水間鉄道、大晦日～元日に終夜運行。水間寺への初詣に - トラベル Watch ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【水間鉄道】大晦日終夜運転実施（2020.12.31～2021.1.1）関西地区では唯一の終夜運転実施か。