今年のゴールデンウィーク期間中の定期特急列車の様子を紹介していきます。まずは札幌～稚内間を結ぶ特急「宗谷」です。尚、同じ車両を使用する「サロベツ」については割愛させていただきます。同じようなアングルの写真で申し訳ありません。1枚目が5月4日、2枚目が5月5日に撮影しています。いず…… more れも早朝の稚内行き特急「宗谷」の苗穂運転所西出区線から出区する直前の様子です。ゴールデンウィーク期間中も通常期と変わらない4両編成での運転が多かったようです。ゴールデンウィーク期間中の「宗谷」・「サロベツ」について情報を探していたところ、一部の日程で6両編成も確認されたようです。年々繁忙期における車両の増結が減っていると感じるのは気のせいでしょうか。今年のゴールデンウィークは3月ダイヤ改正後初の繁忙期輸送となりました。網走・稚内方面の特急列車の運行体系が見直され、前者が4往復中2往復、後者が3往復中2往復がそれぞれ旭川駅発着となりました。今回取り上げている特急「宗谷」も札幌圏では早朝と深夜の時間帯しか運行されず、確認できる時間帯が限られてしまいました。日中はローカル線区を走行することもあり、増結を抑制している傾向があったのかもしれません。いずれにしても、元々の車両数が少ないため、繁忙期輸送期間中でも今回のような所定編成を中心とした運用しか組めない状況となっています。「宗谷」と「サロベツ」で車両が共通で使用されるため、一部日程では「サロベツ」も6両編成で運行されたことになります。3月ダイヤ改正前はキハ183系で運行され、繁忙期でも4両編成までしか増結されることはありませんでしたが、車両はキハ261系になり、繁忙期における最大両数も6両編成となり、これはダイヤ改正前の所定編成の倍にあたります。定員数は異なってきますが、輸送過剰な状態になってしまっているのではないでしょうか。「サロベツ」充当時であれば、所定の4両編成でも十分対応できてしまうのではないでしょうか。ダイヤ改正前まで「宗谷」と「サロベツ」で異なる車両・運用が組まれていましたが、ダイヤ改正後は車両が統一されて共通で使用されるようになりました。このあたりは今後も試行錯誤しながら適正な輸送を図るべく、車両の増解結の対応が求められてきます。利用客減少とともに今後も厳しい状況が予想される宗谷線特急であり、特に名寄～稚内間は路線そのものが窮地に立たされている状況です。ですが、札幌からRきっぷ（指定席往復割引きっぷ）やSきっぷ（自由席往復割引きっぷ）が設定されており、移動距離の割には特急列車で安く移動することができます。離島観光シーズンも控えているので、「宗谷」・「サロベツ」の需要が少しでも増えることを期待しましょう。合わせて、3年前の利尻島の様子も近々紹介したいと思います。　←まだ紹介していませんでした↓ブログランキングにご協力お願いします↓ にほんブログ村 close

2017年ゴールデンウィーク期間中の特急「宗谷」