熊本電気鉄道は、熊本市北東部を中心に、鉄道事業とバス事業を行っています。鉄道は、熊本市街地北方にある上熊本駅と藤崎宮前駅から、北熊本駅を経由して合志市にある御代志駅までの2路線を運行しています。バス路線も、熊本市中心部から北東部を結ぶ路線がほとんどとなっています。また、鉄道に沿う…… more ように菊池市までの路線も走らせており、廃線になった御代志駅から菊地駅までの代替バスのような役割も果たしています。バスの車両は、いすゞ、日野、日デ、ふそうの4メーカーを採用しており、以前は西日本鉄道が筆頭株主だった(現在は資本関係を解消)こともあり、熊本の同業他社と同じく、西工車体を架装した車が多いことが特徴です。今回は、U-代の大型車を取り上げます。熊本22か2747U-LV224M1993年式まずはいすゞU-LV+西工58MC。エアサスで中扉が4枚折戸で少し前寄りにあるのは、熊本らしい仕様ですね。メッキバンパーはU-代の一部の車のみに付いています。熊本22か2748U-HU2MMAA1993年式こちらは日野HU+58MC。熊本はどこの事業者もそうですが、西工車体が多く走っており、いろいろなシャーシとの組み合わせが多数みられます。側面幕は拡大型でしたが、一部の車は小さいサイズの物に交換されています。熊本22か2833U-MP618M1994年式もちろんふそうMP+58MCも導入されています。中扉が前寄りにある影響で、中扉後ろにサッシ窓が5つ並ぶ珍しいスタイルになっています。同じ車体でもシャーシによって差異があり、それを実際に確認できるのは、西工架装車が多い熊本だからこそできる芸当ですね。なお、U-代以降の日デ+西工はJPとRMのみで、UAには富士重の車体が架装されていました。熊本22か2954U-LV324M1995年式全て西工車体を架装しているというわけでもなく、時々純正車体の車が導入されていました。こちらはU-代のキュービック。中扉が前寄りになっていないのが特徴です。キュービックはKC-代でも導入されています。 close

熊本電鉄バス その1(大型車①)