群馬県の南部を東西に走る上毛電鉄のコトですよ！ご存知上毛電鉄は昭和３年生まれのデハを持ってる会社ですが、ふだんの運用は、元京王井の頭線3000系こと上毛電鉄700形で回しています。※上毛電鉄では社内文書では700「型」と表記しますが、　当ブログでは、公式HPの表記に従って700「…… more 形」と表記します。井の頭線の前面形状といえば、色とりどりのFRPに湘南窓、中央の行先表示器と、「いかにも」井の頭線な外観です。2021年春現在、新型コロナが終息の気配を見せませんが、上毛電鉄では第7編成（上毛電鉄では「7号車」といいます）の西桐生方に疫病退散の「アマビエ」のヘッドマークがつけられていました。この正面から見たアマビエ、上毛電鉄の公式ツイッターでアイコンとして使われている絵なんですよね。さて、井の頭線3000系から変態改造大好き・京王重機にワンマン2連改造された700形電車。もともとは1998（平成10）年に導入された1号車の色、フィヨルドグリーンでそろえていたんですが、（この色も上毛オリジナル色なんですが）2号車から全般検査に伴っていろんな色で登場しています。2号車から8号車までは、井の頭線にはなかった上毛色で走っています。元井の頭線3000系を使用している鉄道会社でも、鉄道部門のオレンジ色にそろえた北陸鉄道や、そもそもFRPの顔をしていない松本電鉄（アルピコ交通）に比べてこの積極性は何だろう。サンライトイエローの顔をもらった4号車ですが、ステンレス部分にもお絵描きしてもらっています。以前は「はしる水族館」号として、内装も魚類満載の特別な車両にされていたと思うのですが･･･西桐生方のシロナガスクジラと、中央前橋方のジンベエザメが存在感を強烈に発揮しちゃっています。「走るジンベエザメ号だ」そうそう、1998（平成10年）から導入された700形の前には、東武の払い下げだった元3000系を300形・350形として使用していましたが、これ、吊り掛け駆動の非冷房車だったんですよね。ですから、全車冷房車の700形の導入は画期的だったんだなと。5号車がきました。サーモンピンク･･･もといジュエルピンクの顔をもらった編成です。上毛電鉄はワンマン運転を行っており、乗車は前の車両の後ろドア、降車は前の車両の前ドアとなっています。よくあるワンマン2連と同じで、後ろの車両のドアは始発と終点でだけ開きます。もといた京王ではこの色はサーモンピンクでよかったはず。色褪せてしまったかな、ジュエルピンク。上毛電鉄のホームページには鮮やかな色のおカオが紹介されていますし。6号車はパステルブルー。むらさきではないですよ。パステルな色味でおちゃめなおカオをしているのにコルゲート加工とやけにピカピカの窓枠を備えた側面が無骨で、ギャップがいいですわ。撮影時はハナダイコンと菜の花の季節でした。前回の東京オリンピックの年に竣工したベテラン車両、6号車。2回目の東京オリンピックは･･･いえ、何でもないです。冒頭でも登場した7号車はミントグリーン。1号車のフィヨルドグリーンとは微妙に違います。さてさて、皆様お忘れのことかご興味がないかは存じませんが、2019（平成31）年に、上毛電鉄オリジナルの新造車を導入し、700形を置き換える計画があったのです。前橋市や桐生市でつくる上毛線再生協議会では、総額19億円超の資金援助を2018年度から2022年度にかけて行って･･･いるはずなんですが？新造車も2019年にまず2編成が導入されているはずだったのですが？オリンピックやコロナの影響で発注が滞っているらしいのです。当面は中央前橋駅や粕川駅で700形の色違い並びが見られそうです。 close

上毛電鉄・700形～井の頭から来た車両、顔の色を変えて活躍中！