くりはら田園鉄道　旧若柳駅（第703回）2021年6月12日　オバ鉄ファミリーは岩手県と秋田県に境界を接する宮城県栗原市のくりでんミュージアムを訪問。ミュージアムゾーンの客車庫にはくりはら田園鉄道KD95形気動車が展示されています。KD952KD95形は1994年くりはら田園鉄道…… more の前身栗原電鉄の電化廃止に備えて、3両が富士重工で新造された気動車です。（富士重工平成6年と記されたメーカープレートが掲出されていました。）車体のカラーリングは赤紫色。記念ショット　　車体側面のエンブレムは1両ずつデザインが異なり、KD951が白鳥、KD952が野菊、KD953が栗駒山と馬となっていて、沿線の特色を表現しています。エンブレム野菊貫通扉上部にカンテラ風の前照灯が取り付けてあり、レトロ調に仕上げられたのが特徴的です。車内の床は木材が使用されており、座席は中央部に2人掛けボックスシートと4人掛けボックスシーが配置され、木製の折りたたみ式テーブルも備え付けられていました。KD９５形車内２人掛けボックスシート４人掛けボックスシートその他はロングシートとなっています。KD952は客車庫において静態保存され、KD951・953は旧若柳駅構内に動態保存されて「くりでん乗車会」で活躍しています。次はくりでんアトラクションゾーンに行ってみましょう。旧若柳駅は道路によって分断されていて、駅本屋はアトラクションゾーンにあります。若柳駅本屋内部旧若柳駅はくりはら田園鉄道の本社と車両基地を有する拠点駅として機能していました。動画もあります↓大正10年開業の木造駅舎内に入ってみると、（アトラクションゾーンは無料です）昔懐かしい出札口、お隣には手荷物及び小荷物受付口。オバ鉄が子供の頃は郵便小包（昔は３キロまで）や宅配便なんてなかったから、鉄道の小荷物輸送を利用していました。母と一緒にりんご木箱を受け取りに関東鉄道常総線守谷駅の小荷物受付口に行ったのを覚えています。待合室にある木製のベンチの背もたれに広告があって、「資生堂化粧品　花椿会へどうぞ」と書かれています。不精でノーメイクのオバ鉄と違い、母は資生堂の化粧品を愛用し、身だしなみを整えていましたね。そういえば、花椿会にも入会してましたっけ…。ノスタルジックな駅舎内に佇んでいると、次から次へと昔の事が思い起こされてきてちょっぴり感傷的になってしまいます。改札を抜け、ホームに出るとあらっこれまた懐かしい信号機を制御する信号梃子！！島式ホームには動態保存されているKD953（エンブレムは栗駒山と馬）の姿がありました。くりでんの歴史は大正10年栗原軌道（軌間762ｍｍ）により始まり、1950年代電化および1067ｍｍへ改軌を行い、社名も栗原電鉄と改めました。M153は1955年改軌の際にナニワ工機で新造した電動客車です。ED203電気機関車も電化に合わせて導入したそうです。DB101ディーゼル機関車は石越駅や細倉鉱山駅における貨車の入換作業で使用されました。現在も乗車会イベントでの車両の入れ替えで活躍しています。見て触れて学べるくりはら田園鉄道公園は鉄道ファン必見のスポットですよ！！オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

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