東北・上越新幹線の大量輸送を担ってきた2階建て新幹線、E4系。いよいよラストランが10月1日に決まりましたね。（イベント列車はその後もいくつか予定されているそうです）ラストランの賑わいの前に、通常運転のE4系を見て、乗ってきました。8両編成で入線してきたE4系です。正面から見ると…… more 四角い巨大な物体ですが、意外に鼻が長いんですよ。先頭車側面には、特製のステッカーが貼られていましたよ。元祖2階建て新幹線のE1系が、6両編成のため、2編成つないでも12両（定員は1235名）。新幹線利用の通勤客も増える一方だし、これじゃ輸送力不足！と、8両編成・定員817名、2編成つなぐと1634人が乗れる高速鉄道最大の定員数を誇りました。最高速度は240キロとちょっと鈍足でしたので、スピード至上主義の東北新幹線から上越新幹線に活躍の場を移していましたね。それでも本気を出せば275キロのE7系には邪魔だった??1997年から2003年にかけて8両編成が26編成製造されました。1997年の12月に営業運転が開始されましたので、約24年にわたり走っていたわけで、上越新幹線ではいつもの電車になっていたわけですが･･･数も減らし本数も減らし･･･12両編成のE7系・W7系が、924名も乗車できてスピードも出る。水没して廃車になったE7・W7系の替えも用意できた。コロナウィルスの影響で、通勤客減。E4系、よく頑張ったよ。ホントは去年ラストランの予定だったと聞きましたが、E7・W7水没で予定が延びたとか。熊谷駅に入線する8+8のフル編成です。後ろの方、長すぎて小さくて見づらいですね。でもこれは“まつもと”の腕が悪いのコトですから、ごめんなさい。東北新幹線にいたころは、400系やE3系との併結も見られましたが、上越新幹線ではE4系同士の併結です。E4系がソロッと発車するところに熊谷通過のE7系が飛び込んできました。上越新幹線内は240キロ運転ですが、それでも通過列車は疾きこと矢のごとしでしたよ。登場した当時は白・青・黄帯でしたが、上越新幹線のコンセプトに合わせて（？）朱鷺ピンクの帯に差し替えられました。熊谷駅に掲示されていたポスターです。右側は熊谷駅オリジナルの壁新聞です。そしてJR東日本の共通ポスターがこちら。「Maxのありがとう」は運転士さん（車掌さんかな）と子どものほのぼの写真、「Maxをありがとう」は乗務員、駅務員、販売員、整備士、清掃員など関係者の皆さんとE4系の写真ですね。関係者の皆さんは、「ラストラン」というコトにどういう思いを持つのでしょうか。知りたい。（駅員さんはいわゆる「葬式鉄」対策に頭を痛めることでしょうけど･･･）というコトでして、この発車標から「Maxとき」「Maxたにがわ」の表示が見られなくなるってホントの事かな、とE1系、E4系を当たり前のように見ていた自分には信じられないのコトなんですよね。巨体をゆすりながら、という表現がぴったりのE4系入線です。2階席の自由席は、3列+3列のリクライニングなしの転クロ、指定席はリクライニングありの3+3。快適度がMax違うんですよね。1階席は、自由席でも2+3とゆったり目ですが、ほぼ全線にわたって壁しか見えません･･･。停車中の「Maxとき」を北陸新幹線のE7系が抜いていきます。並べると、世代交代って感じがするのよね。E7系のお鼻って意外と短いのね。で、E4系、やっぱり背が高いのですわ。この光景も、2021年10月1日まで！自由席の2階席の窮屈さを味わえるのも（違う）もう間もなくで打ち止めです。課金額が足りない自由席民にちょっと冷たかったE4系、あの狭い座席と、壁しか見せてくれない1階席の思い出は忘れないよ！最後と思って大宮駅まで乗車しました。自由席の2階席の真ん中は、ひじ掛けもなくてちょっとツラかったよ、E4系！（写真がなくてすみません。お客さんが多かったものでしたから） close

上越新幹線・E4系、いよいよ引退へ！