今年も「夏の青春１８キップ」のシーズンとなりました！　昨年の夏の青春１８キップは名古屋で使っていたのですが、まさか１年後は四国・高知で使うとは思ってもいませんでした。まあ、それも我が人生！ということで、早速、キップを握りしめて「乗り鉄」に出かけてきました。　今回は四国エリアを飛…… more び出て、ＪＲ西日本の未乗車区間の乗車に行ってきました。【第３日目・８月９日（月）】２０２１年度・夏の青春１８キップ旅行記【ＪＲ西日本全線乗車の旅③】からの続きです。①米子（532）→岡山（741）　１００２Ｍ　特急［やくも２号］　３８１系６連　昨日までにＪＲ西日本の未乗車区間の乗車もできましたので、今日は「青春１８キップ」でひたすら高知を目指して帰ります…という予定をしていたのですが、台風９号の影響で高知まで帰ることができなくなる恐れが！　朝、４時３０分に起きて台風の状況を確認したところ、伯備線は運転を行いそうなことが分かったのですが、瀬戸大橋線の運転が午前９時頃から午後４時ころまでは運転を見合わせる…ということのため、急遽、「青春１８キップの旅」の予定を変更し、米子駅を朝一番に発車する特急［やくも２号］で岡山を目指すことにしました。　その特急［やくも２号］も、出雲市内の大雨の影響で米子駅到着が２０分ほど遅れるという波乱の１日になりそうです。その特急［やくも２号］ですが、結局、米子駅を２３分遅れての発車となりました。やれやれとホッと一息ついたところ、車内放送で「伯備線内も台風の影響で速度を落として走る場合もあります…。」と案内があり、ちょっと不安に思ったのですが、この時点では雨もさほど降っておらず、特急［やくも２号］は快調に岡山を目指して進んでいきました。ただ、問題は岡山から瀬戸大橋線を渡る列車が９時～１６時までの間、運転を見合わせる…という発表がされていますので、私が高知に帰るためには岡山駅を８時２４分に発車する快速［マリンライナー１１号］に間に合わないといけないのですが…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＰＨＯＴＯ：３８１系の車内　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＰＨＯＴＯ：車体には「ゆったりやくも」の表示がされています。　そうこう言っているうちに雨が激しくなってきて、なんとも先行き不安のまま乗車を続けますが、自然には逆らえませんので、ここは最後の国鉄型車両を使用する特急列車の乗り心地をたっぷりと楽しむことにします（特急［しなの号］に投入された当時は、乗れば必ず酔う列車だったのですが、なぜか転用された、特急［くろしお］や［やくも］は大丈夫なんですよね…。）。　この記事を書いている最中、ちょうど台風９号が広島県の呉市に再上陸をしたというニュースが入りましたが、今のところ特急［やくも号］は順調に進んではいます（遅れは回復していませんが…。）。ただ、反対列車にも遅れが生じているようで、だんだんと岡山駅に８時２４分までに到着するのが難しくなってきたような…。　信号待ちのため黒坂駅に停車したところ、車内放送があり「黒坂駅から上石見駅までの間は速度を落として走行する。」ということで、結局、生山駅には５０分遅れて（７時到着）到着しました。ただ、上石見駅はこの先の駅ですので、この時点で岡山駅に８時２４分までに到着するというのは相当難しくなりました。　どうせ間に合わないのなら普通列車にすればよかったのに…と思われる方もいると思いますが、米子を発車する時点では普通列車の運転については「見合わせる場合がある。」ということでしたので、まあ、今回、特急に乗車したというのは最善の方法であったと思っています。　生山駅を５２分遅れで発車した特急［やくも２号］ですが、前述のとおり次の上石見駅までは抑止がかかっているため、ゆっくりとした速度で進んでいきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　ＰＨＯＴＯ：川は水かさを増し濁流となっています（生山駅付近）。　長かった抑止区間も終了し、通常の速度に戻った特急［やくも２号］は岡山を目指して進んでいきます。ただ、抑止区間の終了とともに雨・風が激しくなり、この先の運転にも不安がよぎります。ただ、そんな私の不安を払しょくするがごとく特急［やくも２号］は自慢の振子機能を生かしながら快調に進み、岡山県の新見駅に到着しました。ただ、長かった抑止区間の影響で、新見駅の発車は６８分遅れ（７時４８分発車）ということで、遅れは一層拡大してしまいました。　もう、こうなると絶対に岡山駅８時２４分発のマリンライナーには間に合いませんので、じっくりと特急［やくも２号］の乗車を楽しむことにしました。　その後も快調な走りを続けた特急［やくも２号］ですが、さすがに普通列車のように駅での反対列車との待合せ時間を削るようなこともできませんので、結局、岡山駅には６９分遅れの８時５０分（定刻は７時４１分着）に到着しました。　この結果、私は高知に帰るすべをなくしてしまいましたので、しばらくの間、岡山に滞在することにしました（結果的には、マリンライナーは９号から運休しましたので、途中の抑止が無くても高知には渡れなかった…ということでした。）。　　　　　　　　　　　　　　　ＰＨＯＴＯ：風雨の強まる上石見駅を速度を落として通過していきます。　　　　　　　　　　　　　　　　ＰＨＯＴＯ：岡山駅に約７０分遅れで到着した特急［やくも２号］　結局、高い特急料金を支払ったにもかかわらず、岡山駅発８時２４分の快速［マリンライナー１１号］にも間に合いませんでした。この列車以降、瀬戸大橋線を渡る列車は１６時過ぎまで運転されない…ということですので、まあ、慌てても仕方ありませんので、人生初めてのネットカフェに行って少々時間を潰すことにしました（風と雨が強いので…）。　注：結果論ですが、快速［マリンライナー］は９号から運転を取りやめていたようなので、抑止による遅れが無くても高知に戻れなかったようです…。②岡山（1705）→高知（1943）　４９Ｄ　特急［南風１９号］　ネットカフェで２時間ほどブログの整理をし、その後、「おかでん」の乗車をして岡山駅に２時頃に戻って来ました。その時点では雨はさほどでもなかったのですが、風が凄くて「これはもしかすると今日中に高知に戻れないかも…。」と思っていたのですが、３時頃になると風が弱まってきるとともに、ＪＲの運行情報でもマリンライナーも１６時１２分の快速［マリンライナー４５号］から、特急［南風号］は１７時５分からの特急［南風１９号］から運転が再開の予定となりましたので、なんとか高知に戻れそうです。　満員の乗客を乗せた快速［マリンライナー］を見送り、私は特急［南風号］の自由席の入口に発車時刻の１時間以上前から並ぶことにしました。　その乗車する特急［南風１９号］は岡山駅の８番線ホームに１６時４０分頃入線してきました。車内清掃後、客扱いが開始となりましたが、当然ながら列の先頭に並んでいましたので座席は確保することがてきましたが、土讃線に入っていく最初の特急ということで、車内は通路を含めてデッキまで立客でいっぱいとなりました（１本遅らせれば座っていけるのに…）。　運転開始となった直後ということもあり、上りの到着列車が遅れたため、特急［南風１９号］は２分ほど遅れて岡山駅を発車していきます。　香川県から徳島県を経由して高知県に入り、順調に進んでいた特急［南風１９号］ですが、大田口駅の先で非常ブレーキが作動して緊急停止しました（１９時８分）。原因は鹿と衝突をしたということで車掌さんたちが安全確認を行った結果、１９時１７分運転が再開となりました。　その後は衝突の影響もなく快調に走り続け、結局、高知駅には１３分遅れの１９時５６分に到着し、今回の長いながい「乗り鉄」も無事に終了しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＰＨＯＴＯ：高知駅に到着した特急［南風１９号］　まあ、いつかはＪＲ西日本エリアの乗車を果たしてやろう！とは思っていたのですが、今回の可部線、芸備線（広島⇔三次間）と山口線の乗車ですべて乗車することができました。　次の青春１８キップは冬らなりますが、まあ、せっかく高知という場所にいる訳ですから、ちょっと足を伸ばして九州に行ってみたいですね…【乗車日：令和　３年　８月　７日（土）～９日（月）】↓鉄道ブログランキングに参加しています。よろしかったら、ワンクリックをお願いします（お金等は一切かかりません。私の励みになります。）。 close

２０２１年度・夏の青春１８キップ旅行記【ＪＲ西日本全線乗車の旅④】（R3.8.7～9）