宝珠山駅から日田彦山線の代行バスで夜明駅のバス停までやってきました。16:54の到着。ここで下車して、久大本線の日田駅まで行くバスを見送ります。夜明駅は大分県日田市大字夜明にある川沿い隘路の無人駅。｢夜明｣･･･イイ駅名ですよね。駅名もですがその立地や駅構造、佇まいも好きな駅のひ…… more とつです。乗り入れ路線は当駅の所属線の久大本線と当駅を終点とする日田彦山線の2路線。日田彦山線は路線上の終点ですが、全列車が久大本線の日田駅まで乗り入れている(いた)ため、終点という感じはありません。現在の代行バスもこれを踏襲しています。まずは駅周辺の様子。バス停から国道386号を挟んだ西側には水量豊富な三隈川が流れています。一方の夜明駅は国道の東側、階段を上った築堤上にあります。階段を上って駅舎へ。2010(平成22)年4月に建てられた新しい木造駅舎。開業時からの古い駅舎が良く知られていましたが、老朽化によって建て替えられました。旧駅舎の雰囲気を壊さないよう配慮したデザインとしたそうです。駅舎内待合室の様子。本が並んでます。この駅で｢男はつらいよ 寅次郎紙風船｣のロケが行われたことは、ここの壁に貼ってあった写真だったか何かで知りました。と、いきなり列車接近のアナウンスが。何かなと思ってホームに出てみると･･･特急列車がやってきました！ ｢ゆふいんの森｣が森から出てきました～。車両はキハ71系の4連。キハ71はキハ58とキハ65を改造した車両だそうですね。もちろんこの駅は通過･･･。さぁて、この駅は2度目の訪問。今回はじっくり駅観察しようと思います。ちなみに前回は列車での訪問でした→→2016年冬、日暮れの夜明駅駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で西から1～3番。駅舎は単式1番ホーム西側に面しており、ホーム間は日田方の屋根無し跨線橋で連絡しています。この屋根無しがナイスなポイントです(笑)1番ホーム久留米方からの様子。奥に見えるのがその屋根無し跨線橋。振り返って久留米方面。手前が切欠きっぽくなっているので、引き込み線があったのかもしれません。日田方にある跨線橋から駅全景。ナイスな展望です(*^-^*)振り返って日田方面。こちら側は山と川に挟まれた隘路に線路が伸びています。跨線橋からは川も見下ろせました。赤い鉄橋は夜明大橋。この辺りは川の両対岸に国道が並走しており、その間を繋いでいます。次はここまでは登場してこなかった日田彦山線ののりばを確認します。同じく跨線橋から望遠。左から1～3番。線路は北側で左右に大きく分かれていきます。いわゆる"Y字構造の駅"だったんですね～。右に曲がっていく線路が日田彦山線。見た目でわかりますね･･･駅は大肥川が三隈川に注ぐ付け根の位置にあるためか、日田彦山線が窮屈に駅に入線する形になっています。この窮屈さは芸備線に福塩線が合流する塩町駅や伯備線から芸備線が分岐する備中神代駅に駅機能も含めて似てるな～、と個人的に感じています。この構造からもわかるように日田彦山線は上下列車とも3番線に発着していました。3番線の様子。線路は完全に草の中･･･上画像にある駅名標の裏側。｢田川後藤寺･小倉方面のりかえ｣か･･･う～ん;; 2,3番ホーム北側の様子。3番線側のホームはもう少し伸びています。その付け根には裏口がありました。標識の表示は｢39｣。これは日田彦山線のものかと思いきや久大本線らしいです。久留米から39.1km。3番ホームの端っこまで行ってみます。赤さび線路は北に向かってカーブしていきます。R200のようですね。信号は赤。青になることはもうないのでしょう。2,3番ホームの裏口は夜明の集落への近道になるようです。そこから上画像に見える｢川崎踏切｣まで行ってみました。そこから駅の様子。それでは次に向かいます。この日の宿は日田駅近くにとっているので、日田方面列車に乗車したいところですが、しばらくやってきません。その前に久留米方面列車が1番線にやってきました。やってきたのは赤い気動車のキハ200系ですね。方向は逆ですがこれに乗車しようと思います。｢行ったり来たり戦法｣で下車駅をひと駅稼ぎます。2連先頭のキハ200-1003に乗車。車内は涼しくて生き返りました。行程：宝珠山(代行バス19日田行)夜明(1866D日田発久留米行)筑後大石にほんブログ村鉄道旅行ランキング close

九州駅巡り21夏-筑豊編(11) 久大本線 夜明駅 ～日田彦山線の赤さび線路～