大人の休日倶楽部パスで行く北海道　神居古潭駅（第708回）2021年6月27日　大人の休日倶楽部パスで行く北海道の3日目。美瑛町の青い池、中富良野町のファーム富田を見学後、オバ鉄夫婦はＪＲ旭川駅へ向かいます。突然、ダンナ様が旭川市にある旧神居古潭駅に立ち寄りたいと申すので、スケジ…… more ュールを変更し寄ってみることにしました。（最近、ダンナ様は廃線跡ロストレールに目覚めたみたいです。）ウィキペディアによりますと、神居古潭（アイヌ語でカムイ（神）の居るコタン（里）を意味し、この神はニッネカムイ（魔神）をさします。奇岩怪石が多く舟行の難所だったので魔の里と呼ばれていました。）は、旭川市にある地区の名称であり、石狩川の急流を望む景勝地の名称です。神居大橋の入り口に平岩弓枝氏の小説「旅路」の文学碑がありました。「旅路」は昭和42年ＮＨＫ連続テレビ小説で放映され、ここ神居古潭を舞台に国鉄職員とその妻の愛情を描いた作品だそうです。オバ鉄、前年に放送された「おはなはん」の記憶はあるのに「旅路」はまったく覚えていないのです。まあ小学校に通いはじめた頃なので、物理的に視聴は無理ですけどね。石狩川に架かる神居大橋を渡って対岸に行きます。石狩川神居大橋は大正14年に建設されたもので、現在までに数度にわたり改修されているそうです。神居大橋木製のこの橋は渡る時ギシギシと音がし、けっこう揺れるのでかなりスリリングです。この辺りは石狩川が急に細くなり、渓谷を形成しています。橋を渡ると左手に大正三美人と謳われた歌人九条武子女史の歌碑がありました。丘を登ると、蒸気機関車の動輪がモニュメントのように設置してあり、右側に旧神居古潭駅、左側に蒸気機関車3台が静態保存されています。9600形29638蒸気機関車は「キュウロク」の愛称で親しまれました。大正7年国鉄小倉工場にて製造され、名寄機関区に配属されました。Ｃ57　201蒸気機関車のメーカープレートを見ると、昭和22年三菱重工と記されています。このＣ57型は201輌製造されたので、最後に製造（ラストナンバー）されたものみたいですね。「デゴイチ」の愛称で親しまれたＤ51　6蒸気機関車。こちらは昭和11年川崎車輌製造です。このＤ51　6は煙突後部が半流線形のナメクジ型と呼ばれているもので、オバ鉄初めて見ました。蒸気機関車が使用する燃料や水を積載したテンダーも連結されていました。トンネルがあったので行ってみましょう。動画もあります↓旧函館本線神居古潭トンネル。トンネル内は、あらっレンガではなくコンクリートでした。レンガだと崩落の危険性があるのでコンクリートで固めてしまったんですね。土木学会選奨土木遺産のプレートがありました。最後に旧神居古潭駅を見学しましょう。神居古潭駅は函館本線所属で明治34年簡易停車場として開業。昭和44年函館本線旭川ー滝川駅間の電化・複線化に伴う線路切り替え工事のため廃駅になりました。2面2線の相対式ホーム。写真上が旭川方面の下りホームと駅名標。写真下が滝川方面の上りホーム。少し千鳥配置になっているようです。それにしてもホームの長いこと！！貨物の取り扱いがあったからなのでしょうか…。駅本屋は明治43年に建設され、明治期の西洋建築の特徴を残した重厚な建物です。現在はサイクリングロードの休憩所として使われています。鉄道ファン必見の旧神居古潭駅に足を運んでみて下さい。オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天＞＞次回へGO！ close

大人の休日倶楽部パスで行く北海道　神居古潭駅