門司港駅から鹿児島本線の区間快速に乗車しました。列車は小倉駅や戸畑駅といった前日に訪問した駅に停車していきます。区間快速はこの辺りは各停で進むようですね。枝光駅の先では左手から貨物線が再合流して複々線となり、見晴らしの良い高架上を走るようになります。この区間については後ほど。更に…… more 右手からは通称｢くろがね線｣と呼ばれる貨物専用線が寄り添って、鹿児島本線をくぐって海側に出ていきます。その先には八幡製鉄所がありますね。｢くろがね線｣は踏破が落ち着いたら追っかけてみたいです。高架上を走るとまずスペースワールド駅に停車。｢スペースワールド｣はその名の通り"宇宙"をテーマにしたテーマパークで、その入口にあたる駅･･･だったのですが、数年前に閉園したそうです。その次の八幡駅に到着、ここで下車します。1番線着。 八幡駅は福岡県北九州市八幡東区にある鹿児島本線の単独駅。全国に｢八幡｣とつく駅はいくつかあります。ここは｢やはた｣ですが、｢やわた｣｢はちまん｣など読みも複数あります。名鉄豊川線の八幡駅は｢やわた｣。東京圏でいえば都営新宿線の本八幡駅が｢もとやわた｣。遠州鉄道の八幡駅は｢はちまん｣。近くにある浜松八幡宮からとられた地名らしいです。｢八幡宮｣とは大分の宇佐神社を筆頭にしたいわゆる｢武士の神｣を祀るお社様という認識です。鹿児島本線の八幡駅は読みは｢やはた｣ですが、枝光･豊山･乳山の3つの｢八幡宮｣が地名の由来となっているそうです。ただ、ここで歴史的によく知られているのは｢八幡製鉄所｣ではないでしょうか。歴史の教科書に出てきましたね～。製鉄所は駅の北東側にあるようです。もともとはかなり広い敷地があったものを縮小したそうです。その際に空いたエリアに｢スペースワールド｣ができたんですね。1990年のことだそうです。その後、鹿児島本線の枝光～戸畑間の線路が製鉄所の敷地だったところをショートカットするように付け替えられ、更にスペースワールド駅が開業したそうです。旧線路跡は地図を見るとはっきりとよくわかります。この辺りも結構見どころがあったんですね。さて八幡駅。駅構造は築堤上にある島式ホーム2面4線。緩急接続が可能な構造です。駅舎は南側にあり、各ホームとは地下通路で連絡しています。南北自由通路もあるらしいのですが確認取れず･･･。1,2番ホーム博多方からの様子。線路は右から2番、3番で、これらは上下待避線になるそうです。あまり使われてないような感じに見えますね･･･。駅は貨物線との複々線区間にあり、貨物線は左(北)側に並走しています。駅の西側からは八幡製鉄所に続く線路が貨物線から分岐しているように見えますが、現在も利用されているのかな？？改札口の様子。みどりの窓口のある業務委託駅だそうです。駅舎外観。2008(平成20)年3月にグランドオープンしたという駅舎。見た目はシンプルな5階建てで、1階に駅機能やお店などが入居していますが、2階より上は立体駐車場みたいです。なるほどスカスカです。さて、この駅で下車したのは次のターゲットの皿倉山に向かうためです。ケーブルカーがあるのです！麓の駅までは八幡駅前から無料シャトルバスが10分で結んでいます。ただし･･･金土休日は終日運行ですが、平日の昼間は出ていません。この日は例年だと｢海の日｣の祝日だったのですが、オリンピックの影響？で平日になってしまいました～。ということなので歩きます(苦) この日2回目の徒歩移動は、地図上では1.6km徒歩で26分の計算。ただし勾配あり。まず駅前からまっすぐ南に伸びる大通り｢国際通り｣を進みます。先に見えるは皿倉山。大通りを抜けるとすぐに上り坂になります。｢くきみばし｣という陸橋を越えると更に急になります･･･。エッホ。エッホ･･･頭の中では｢山登りのテーマ｣が流れ始めます。これを聴くと登ってる感があります(笑)【YouTube】FF6 / 霊峰コルツしばらく登っていくとケーブルカーの行先表示看板が見えてきました。更に急な坂を上っていくと、高速道路が見えてきました。北九州都市高速4号。ここを橋で跨ぎます。渡ったところから八幡の街を見下ろします。そこから駅はすぐ近くでした。皿倉山ケーブルカーの山麓駅に到着です。つづく～行程：門司港(3229M区間快速二日市行)八幡(徒歩)山麓にほんブログ村鉄道旅行ランキング close

九州駅巡り21夏-筑豊編(41) 鹿児島本線 八幡駅 ～皿倉山へ～