多摩湖駅から西武多摩湖線の国分寺行きに乗車しました。西武には他に多摩川線という路線もあってちょっと間違えやすいかなと思います。多摩湖線は基本は単線ですが、次の武蔵大和駅を出ると、その次の八坂駅までの一部区間が複線になっています。これは実は回田信号場という単線行き違い型の信号場で1…… more .7kmもあるそうです。ちなみに｢めぐりだ｣と読みます。後方展望。八坂駅側の回田信号場入口です。さて、この先は多摩湖線、国分寺線、拝島線などの西武路線が立体交差や平面交差しながら絡み合う地域に突入します。3路線あるので少なくとも線路が交差する地点は3か所あります。その部分を重点的に観察したいと思います。まず回田信号場を抜けた直後に国分寺線を跨ぎます。同じ西武路線なのに駅のない立体交差･･･。おそらく出所が違う路線同士なんだろうな、と調べてみたらやはりそうでした。多摩湖線は多摩湖鉄道、国分寺線は川越鉄道によって開業したそうです。八坂駅を出ると今度はJRの武蔵野線を跨ぎます。ただし、武蔵野線は新小平駅の北側辺りで地下を走っているので様子はわかりません。トンネルに挟まれた新小平駅の様子→→2019年春訪問時の新小平駅その直後に拝島線と平面交差する萩山駅に到着します。3番線着。ここは駅構内にあからさまなクロッシングがあるのが面白かったです。その様子は拝島線の記事で別途紹介しようと思います。拝島線を横断すると南に向きを変え、3駅進んで終点の国分寺駅に到着です。7番線着。 国分寺駅は東京都国分寺市本町にある国分寺市の代表駅。乗り入れ路線はJR東日本の中央本線、西武鉄道は多摩湖線と国分寺線の2社3路線です。西武の2路線はどちらも当駅を起点としています。また、国鉄時代は中央本線支線の通称｢下河原線｣もこの駅から出ていました。下河原線について→→2019年11月、下河原線廃線跡のお散歩駅構造はJR東日本が東西に伸びる島式ホーム2面4線で南から1～4番。その北側に並んで西武国分寺線の1面1線が5番線。そして北側から国分寺線に突き当たるような形で西武多摩湖線の1面1線の7番線があります。所謂"T字型"ですね。同じ西武路線でもそれぞれののりばが離れており、線路も繋がっていないんですね～。ここからも出所が違う路線同士だというのがわかります。もし短絡線でもあったなら、阪急の夙川駅みたいな面白い構造になると思うのですが、惜しいです(笑)それではまず多摩湖線の7番線の様子。南北に伸びる単式ホーム1面1線を北側から。ホームドア付きです。南側線路終端の様子。ホームはそのまま通路になって国分寺線側にある改札口に向かっています。改札口の様子は後にして、一旦駅を出て北側に回り込んでみました。踏切からの様子。多摩湖線のりばは建物が建ち並ぶ狭い場所にあります。ちなみに停車車両の車番は"9008"。この9000系はライオンズの球団色で｢レジェンドブルー｣だそうです。赤一色に続いて青一色･･･他にピンク一色もあったそうですが、そちらは廃車になったらしいです･･･。こちらは踏切の左(東)側。西武バスの転回場やバス停があります。左奥に曲がっていく道路が元々多摩湖線があった線路跡らしいです。ホーム長確保のために現在地に移転したそうです。多摩湖線はかつて複線化構想があったらしく、バスがいるところから手前の道はその敷地にあたるそうです。この手前にも線路に沿って道は続いていますが、現在は西武バスの専用道になっているそうです。それでは改札口の様子。多摩湖線のりばから南に結構進んでいくと、まず国分寺線ホームへの下り階段があります。国分寺線は地上にあるので、ここは2階･･･多摩湖線は駅全体から見ると2階に位置しているようです。丘になるのかな？そしてその先にまずJRとののりかえ口があります。その左手を進むと西武のメイン改札口があり、南北自由通路に出られます。JRの改札口はその左隣にあります。西武メイン改札口の向かいにも小さい改札口があります。こちらは国分寺線のホームに直接降りる形のもの。上画像の通路を奥に進むと北口です。高架化前はこちらが表口だったそうです。2018(平成30)年4完成の｢ミーツ国分寺｣という駅ビルですが、その後ろにあるツインタワーが目立ってますね。駅前は広々としたロータリー。多摩湖線のりばはここから右(西)に行ったすぐの場所にあります。次は南口へ。えっほ･･･駅構造が複雑だと駅観察で歩く距離も自然と伸びます(笑)南口は1989(平成元)年3月完成の｢セレオ国分寺｣という大きな駅ビルです。それでは次は西武国分寺線に乗車しましょう。先ほどの小さい改札口から階段を降ります。単式1面1線の5番線。東村山方からの様子。こちらもホームドア付きです。ホームは島式のような造りで2線化の構想もあるそうです。それ用の敷地もありました。6番が欠番なのはそんな理由があるからのようです。南側にはJRの構内がすぐ隣り。中央線上りの3,4番ホームです。東側線路終端の様子。現在はここで途切れていますが、かつては貨物列車用にJRと線路が繋がっていたそうです。ということで乗車します。車両は2000系の先頭車"2033"でした。 国分寺線を進んで再び3線が絡み合うエリアに向かいます。行程：多摩湖(6052国分寺行)国分寺(6679国分寺発東村山行)東村山にほんブログ村鉄道旅行ランキング close

関東日帰り-西武編(9) 西武多摩湖線･国分寺線 国分寺駅 ～同じ西武路線なのにまるで別の駅～