ザ・ロイヤルエクスプレス北海道乗車記⑥　遠軽駅（第718回）2021年8月29日　ツアー３日目。石北本線遠軽駅は北海道で唯一のスイッチバックの駅。かつてこの駅は名寄本線と石北本線の接続する交通の要衝でした。1989年　名寄本線が廃止となってＹ字の線形が残り、そのため通過する列車は…… more ここでスイッチバックをし、進行方向を変えなければいけませんもちろんロイヤルも進行方向を変えるのですが、そのためにＤＥ15形ディーゼル機関車の付け替え作業を行います。鉄道ファン垂涎の機回し作業のことで、オバ鉄、今回の旅行で一番楽しみにしていました。遠軽駅撮影スポットの歩道橋の上や遠軽駅には鉄道ファンがたくさんいましたね。ロイヤルが1番線に停車するとすぐ電源車マニ５０とディーゼル機関車を切り離します。切り離された機関車は前進し、１番線と２番線の間にある中線に進行し転線。ＤＥ１５と瞰望岩再び１番線に入り後進して号車と連結し付け替え作業は終了です。１号車と連結付け替え作業終了付け替え作業の様子はＹｏｕＴｕｂｅにアップしましたのでご覧になって下さい。ツアー３日目にしてようやくゆっくりＤＥ１５形ディーゼル機関車の写真を撮ることができました。写真は旭川運転所所属のＤＥ１５　１５４５。昭和５６年川崎重工製造です。もう１機はＤＥ１５　１５４２同じく旭川運転所所属ですが、昭和５５年日本車輌の製造でした。北見観光組が遠軽駅に着くまでちょっとホームを散策。あっ１番のりばのホームにあった立ち食い駅そば・うどんの北一そば屋が閉店しています！！いつも列車でこの駅に停車する度、一度は食べてみたいと思っていたのに残念ですね。駅の情緒が次々と失われていくのは悲しいです。本来ならここで遠軽がんぼう太鼓の演奏や地域特産品の販売等のおもてなしが行われるはずでしたが、件の宣言で中止。そこで大迫氏の配慮によるミニコンサートが開かれました。遠軽町には日本最大級のコスモス園があるそうで、大迫氏はさだまさし氏の秋桜の曲を弾きました。地元への細やかな心配りを忘れない音旅演出家の大迫淳英氏、素晴らしいです。ツアー一行に遠軽町長のメッセージと記念品が配られました。その中に、遠軽町石北本線利用促進協議会のクリアファイルがあったのですが、「カボチャ団体の陳情」の様子を描いたのはなんとアニメ機動戦士ガンダムのキャラクターデザインをされた漫画家の安彦良和氏！！安彦氏は遠軽町出身なんです。安彦氏の大ファンであるダンナ様は貴重な物をいただいたと大喜びでした。遠軽駅を発車して約４０分、鉄道ファンに白滝シリーズと呼ばれていた下白滝駅に差し掛かります。２０１６年に旅客扱いを廃止され、現在は下白滝信号場となっています。下白滝駅の次は旧白滝駅。２０１６年に廃止された待合室は解体されました。そして白滝シリーズで唯一残存している白滝駅で特急大雪と行き違いをするためロイヤルは５分間停車します。この駅にＭＯＴレール倶楽部会員でオバ鉄のブロ友であるＪ様親子がわざわざ歓迎にいらして下さいました。Ｊ様は８月１５日と２２日、ロイヤルの歓迎お手振りのボランティアに参加するため、白滝から約１６０ｋｍも離れている北浜海岸まで通われました。本日は用事があって北浜海岸へは参加できず、白滝駅にてお手振りをすることになったそうです。歓迎ありがとうございます実はＪ様は観光列車流氷物語号のパンフレットの「旅するネコたち」「クリオネコ」をデザインされた方なのです。今日は「クリオネコ」のうちわを持って旗の代わりに振って下さいました。ＪＲ北海道が単独では維持できない路線とされている釧網本線や石北本線を応援するためボランティア活動を続けているＪ様には頭が下がる思いです。私は、ボランティア活動はできませんがせめてＪＲ北海道の運行する列車に乗って釧網本線と石北本線を応援していきたいと思っています。Ｊ様、次男坊君、お忙しい中歓迎に来て下さり心から感謝申し上げます。そして白滝駅の到着時間を教えて下さったＪＲ北海道旭川支社の車掌さんありがとうございました。列車は白滝駅を発車。上白滝駅（2016年に廃止駅舎解体）奥白滝信号場を通過。奥白滝信号場北見国と石狩国の国境上越信号場を過ぎると札幌市に次ぐ北海道第2位の都市旭川駅に到着です。上越信号場旭川駅での歓迎オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

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