甘木鉄道・皿倉山ケーブルカー（第722回）2020年11月2日　武雄温泉駅前のビジネスホテルに宿泊したオバ鉄夫婦。オバ鉄は朝食もそこそこに1人列車で福岡県朝倉市の甘木鉄道甘木駅を目指します。ＪＲ九州武雄温泉駅南口は現在2022年秋頃開業予定の九州新幹線西九州ルートの工事の真っ最中…… more 。あれ？佐賀県は財政負担が重くメリットが少ないってフル規格での建設に難色を示し新鳥栖ー武雄温泉駅間は未着工のままなんじゃないの…？それ故、とりあえずフル規格で整備中の武雄温泉ー長崎駅間だけが先行開業するそうです。武雄温泉駅武雄温泉というと竜宮城を思わせる朱塗りの楼門が有名です。楼門の設計は赤レンガの東京駅を設計した辰野金吾氏。辰野氏は佐賀県唐津市の出身だったんですね。皆様は創建当時に復原された東京駅南ドーム部のレリーフをご覧になったことはありますか？八角形の天井に８つの干支の彫刻が配置されています。（丑・寅・辰・巳・未・申・戌・亥）あれ？どうして子、卯、午、酉がないの？と思ったら、楼門の天井に四干支の彫絵があるそうです。それって辰野氏の粋な遊び心なんでしょうかね。時間に余裕があれば見学したかったですが、今回は駅名標の楼門で我慢して、博多行きの特急みどりに飛び乗りました。特急みどり号オバ鉄は鳥栖駅で下車し、普通博多行きに乗り換えます。鳥栖駅ホームで待っていると、レール型の支柱に案内板らしきものが掲示されています。「ドイツクルップ社明治29年製造レール」と記されていました。鳥栖駅は1889年（明治22年）開業で131周年を迎えています。ホーム上屋を支える鉄柱は駅開業時に使った外国製のレールを再利用していて歴史を感じさせますね。ＪＲ基山駅で降りたオバ鉄、甘木鉄道基山駅へ移動します。甘木鉄道基山駅基山駅はＪＲ九州と甘木鉄道の共同使用駅ですが、連絡改札は設置されてなく、一旦改札を出なければいけません。改札を出たらダンナ様の大好きな原泰久氏の漫画キングダムのパネルを発見！！原氏は佐賀県基山町の出身だそうです。甘木鉄道は旧国鉄甘木線を引き継いだ第三セクター方式の会社で基山駅から甘木駅を結びます。入線してきたのはＡＲ300形気動車。国鉄急行形塗装に変更された305号、クリーム4号と赤11号のカラーリングが昔懐かしいですね。動画もあります↓約30分ほどで本社と車庫が併設されている甘木駅に到着。車庫甘木駅での記帳取扱時間は平日の月曜日～土曜日のみ！！日曜日・祝日はお休みって遠方から来る鉄道ファンには結構ハードルが高いです。（たまたま本日は平日の月曜日でした。訪問の際はＨＰをよく確認して下さい。）鉄印受付窓口31個目の鉄印（書き置き印）を手に入れ、甘木駅でダンナ様と合流。福岡県福智町の平成筑豊鉄道金田駅へレンタカーで向かいます。本当は全て鉄道を利用したかったのですが、今回の旅の目的はグランド・スーパーカートリベンジと皿倉山ケーブルカーの乗車。鉄印集めはあくまでもついでで乗り継ぎに時間を要する甘木駅ー金田駅間は断念しました。平成筑豊鉄道は旧国鉄伊田線・糸田線・田川線を引き継いだ第三セクター方式の会社。金田駅には本社と車両基地が併設されています。32個目の書き置き印をゲットし、これで九州の鉄印６社全てクリア。残りはあと7個となりました。金田駅から福岡県北九州市の皿倉山ケーブルカー山麓駅へ移動。2020年は鉄印帳と鉄道事業法によるケーブルカー24路線完乗を目標に掲げていて、九州にある2カ所のケーブルカーの残りの路線が皿倉山ケーブルカーなのです。しかしまぁ今年の6月から始めたケーブルカー制覇の旅、10路線中５０％の6路線が雨に祟られて本日も土砂降りですよ。皿倉山ケーブルカーのスタッフにも「山上駅へ上っても何も見えませんよ。」と親切にもお声を掛けていただきました。「景色を展望するのではなく、乗車することに意義があるんです。」と申すと、興味を持たれ色々質問されましたけど…。皿倉山ケーブルカー山上駅とりあえずこれでケーブルカーも九州クリア！！次の日、オバ鉄夫婦は北九州空港から帰路に就きました。この日は見事な秋晴れで富士山がよく見えました。富士山で始まり富士山で終わった旅でした。オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

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