ウィーン国際空港に到着しました。   入国審査もスムーズに通過し、バゲッジクレームへ   ほどなくしてターンテーブルが動き出すと、私のスーツケースがいの一番で出てきました。 少し心配していたロストバゲッジもなく、まずは一安心。（笑） …… more 今回はJAL特典Fとは別発券のＹチケットでしたが、羽田～ヒースロー～ウィーンまでスルーバゲッジでしたので、Ｆタグ効果がそのまま発揮されたようですね♪ ヒースローでＦラウンジの入室は認められませんでしたが、どうやら荷物の扱いはＦ扱いと同等だったようです。（笑）   そういえば羽田空港でチェックインした際、キレイにビニール梱包された我がRIMOWAでしたが…   ロンドンを経由し、ウィーンでピックアップした時の姿はこんな感じでした。 ビニールが所々で破れ、全体が擦りきれていることがよくわかりますね。 やっぱりこうしてみると、預け荷物は輸送中にそれなりの衝撃を受けてしまうということがよくわかりました。 カウンターでビニールをかけられるというのも妙に納得でした。（笑）   そしてビニールを剝がし終え、いざ出発！と意気揚々とスーツケースを引っ張ろうと思ったその瞬間… あれっ？スーツケースが動きません！（汗） 先ほど掲載した写真でもお分かりの通り、羽田で梱包された時点では、全体的にビニールで覆われていた我がRIMOWAでしたが、ウィーンで荷物をピックアップしたときには、4輪キャスター部分すべてに穴があけられていました。 恐らく、キャスターを出さないとスーツケースを転がすことができないので、どこかの空港でスタッフが穴を開けたのだと思われますが、そんな状態での移動が繰り返された結果か、４輪キャスターすべてにビニール片がしつこく巻き付いてしまい、結果ほとんど車輪が回転できないくらいに絡まってしまっていました。 その絡みつき方も尋常でなく、バゲッジクレーム内で相当の格闘の末、取り除ける限りの処置は施しましたが、それでもスムーズとは到底いえないほどの引っかかり感があり、ホテルで完全除去するまで、移動には相当難儀しました。 荷物の運搬上、ビニールに穴を開けること自体は全く問題のない処置なのですが、その後の預け荷物の取り扱いについては少々残念な思いをしてしまいましたね…。 もちろんこれが羽田時点の出来事ではないと信じていますが…。 少し矛盾してしまいますが、個人的にスーツケースや旅行カバンは、基本的に汚れたり凹んでしまうことは当たり前だと思っております。 むしろ旅を重ねるにつれて生じる傷やへこみは、これが良い意味での風合いに変化し、「旅の勲章」でもあると思っておりますので、壊されない限り特に文句を言うことはありません。（笑） 前回記事の結末で煽ってしまった「悲劇」ですが、これも悲劇としてカウントするならば「プチ悲劇」といったところでしょうか?（笑） 「本当の悲劇？」はこの●時間後に発生することになります。（汗） これはある意味自業自得な結果だったのですがね…。（笑） 事の顛末は次回で紹介したいと思います。   バゲッジクレームをあとにして、これから気を取り直して今宵のホテルを目指します。 到着ボードを改めて確認すると、18分の早着だったようです。 夜遅い到着だっただけに、こういう早着は大歓迎ですね♪ 車輪に絡みついたビニールとの格闘時間は余計でしたが…（笑） まずはCAT（CITY AIRPORT TRAIN）に乗車して、ウィーン中心部へ向かいます。 こちらのチケットカウンターで乗車券（12ユーロ）を購入します。 カウンターは車両を模っていて、ヘッドライトまで光っている拘りぶりに「テツ心」がくすぐられます。（笑）   ホームに到着すると、すでに列車が入線していました。   客車は3両編成（プラス機関車1両）で、オール2階建て車両です。   それではいざ乗車！久しぶりの海外鉄分補給です。（笑）   車内はこんな感じ。 「テツ」的には2階席に陣取りたいところでしたが、重いスーツケースを持ち上げて階段を昇る気力はありませんでしたので、大人しく一階席へ。（笑）   2-1シートで、座席もゆったり。乗客はほとんどおりませんでしたので、快適でした♪   約15分の乗車で、あっという間に終点「ウィーン・ミッテ駅」に到着しました。   この駅はインタウン・チェックイン機能も備えています。   ターミナルの外に出て、これからホテルまで徒歩で向かいます。   駅前にはヒルトンがありました。 ここも候補の一つでしたが、今回はここから少し離れた別のホテルを予約していました。 結果論ですが、スーツケースが不自由な状態でしたので、「ここに泊まってしまえばラクだったのに…」とこれほど痛感したことはありませんでした。（笑）   路面はご覧の通り残雪があり、アスファルトは所々で凍結していました。   暖冬だったとはいえ、そこは1月のウィーンの夜。甘く見てはいけませんね！（汗）   当初は決して歩いて辿り着けない距離ではないと思っていましたので、徒歩での決断でしたが、時刻はまもなく23：00を迎えようとしています。 人通りも少なく、何よりスーツケースがまともに動かない状態でしたので、タクシー代をケチった自分を少し後悔していました。（笑）   それでも駅からゆっくり歩くこと約15分、ようやく今宵の宿が見えてきましたよ♪ 《つづく》 close

CATに乗ってウィーン・ミッテ駅へ【2016年1月 JAL特典ファーストで行く欧州旅行記（その11）】