鉄印を集める旅　若桜鉄道（第729回）2020年11月22日　残す鉄印もあと３社。本日中に３社すべて回るため、ビジネスホテルの朝食もそこそこに鳥取駅でキハ47形3000番台智頭行きに乗り込みます。ＪＲ郡家駅で第三セクターの若桜鉄道若桜線に乗り換えます。ＪＲ郡家駅1番線に停車してい…… more たのは、ＷＴ3000形3004若桜号。若桜鉄道は老朽化が進んだＷＴ3000形を「地元の人が乗りたくなる地域のための車両。懐かしい風景を走る笑顔と笑いが生まれる新しくて懐かしい鉄道の旅」をコンセプトに「昭和」をイメージした観光列車に大幅リニューアル。デザイナーはあの水戸岡鋭治氏。2018年に１次車青い車体の「昭和」がデビュー。次いで2019年に２次車ロイヤルレッド（八頭レッド）の「八頭」。そして今年デビューしたばかりの３次車プリティッシュグリーン（若桜）の「若桜」。シンボルマークは桜上品で美しいブリティッシュグリーンにゴールドの桜が配されて「昭和」というイメージより格調高い雰囲気です。車体の製造銘板には新潟鉄工所昭和62年製造と刻印されていました。車内はまあ一般的な水戸岡ワールドですね。観光列車として運用されているのでボックス席にはテーブルが設置されています。動画もあります↓約３３分で終点若桜駅に至り、駅構内の留置線にはロイヤルレッド八頭号の姿がありました。若桜駅八頭号若桜鉄道は起点の郡家駅から終点の若桜駅までの全線にわたる駅舎、鉄橋等の鉄道施設が昭和５年の開業当時の姿をほぼ完全に留めている近代化遺産です。平成２０年　若桜鉄道の施設が一括して国の登録有形文化財に指定されました。昭和５年に鉄道省若桜線の終着駅として開業した若桜駅は木造平屋建。本屋は一部改造されていましたが外観はほぼ当時の姿だそうです。駅本屋と石積みのプラットホームは文化財に登録されています。オバ鉄親子がこの駅を初訪問したのは2012年。８年前と少しも変わっていないと思ったら駅構内にわかさカフェretoroなるものが営業しててびっくりです。そういえば水戸岡氏がプロデュースした駅舎には不思議とカフェが併設されていますね。わかさカフェretoは本年３月にオープンしたばかりだそうで、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、ノンアルコールビール、サンドウィッチ、ハンバーガー、ケーキ等、結構メニューが充実しています。カウンターでオーダーし向かい側のラウンジでゆっくりくつろげます。ラウンジもレトロ調で落ち着いた雰囲気でした。オバ鉄は鉄印受付窓口で３７個目の書き置き印の鉄印を手に入れ、次の列車の発車まで入構料３００円を支払い駅構内の見学に行くことにしました。若桜駅鉄印受付窓口登録有形文化財の給水塔と蒸気機関車Ｃ12型167号機を横目で見ながら辿り着いたのは、これまた登録有形文化財の手動式機関車転車台。給水塔とＣ12型167号機手動式機関車転車台直径１５ｍ、プレートガーターを用いた上路式。プレートガーターに取り付けられた銘板には「昭和５年　鉄道省　川崎車輌株式会社製作」と刻印されていました。動態保存されている蒸気機関車Ｃ12型167号は昭和１３年日本車輌が製造したものです。兵庫県多可町で保存されていたＣ12型167号を譲り受け整備したそうです。構内には開業当時からの貴重な施設がまだまだあるのです。鉄印制覇のため後ろ髪引かれながらも若桜駅を後にしました。オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

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