東京メトロでは、有楽町線及び南北線の延伸について、鉄道事業許可の申請をおこなったことを発表しました。 有楽町線延伸（豊洲・住吉間）及び南北線延伸（品川・白金高輪間）の<br>鉄道事業許可を申請しました。｜東京メトロ 概要は以下の通りです。 【有楽町線延伸】 ・建…… more 設キロ： 4.8km ・総建設費： 約2,690億円 ・経由地： 豊洲～東陽町～住吉 ・開業目標： 2030年代半ば 【南北線延伸】 ・建設キロ： 2.5km ・総建設費： 約1,310億円 ・経由地： 品川～白金高輪（しろかねたかなわ） ・開業目標： 2030年代半ば 【計画路線図】 （上記発表資料（https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews220128_1.pdf）より引用） 詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 つい先日、当ブログでも相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業により、東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線から新横浜方面へのルートが構築されることを紹介しました。 それに続き、今回はこの南北線と有楽町線の延伸について、その鉄道事業許可が申請されたニュースということで、首都圏での新路線の話題が続きます。 今回申請された2路線のうち、有楽町線延伸線は、同線の途中である豊洲から北向きにルートをとり、途中東西線の東陽町を経由し、半蔵門線及び都営新宿線の住吉に至るものです。 住吉で接続する半蔵門線からは東武伊勢崎線に列車は直通していることから、上記発表資料に挙げられた「臨海地域と都区部東部」とのアクセス利便性向上に加え、埼玉県東部の東武伊勢崎線沿線からも臨海地域へのアクセスが向上することになりそうです。 また、一方の南北線延伸線ですが、こちらも途中の白金高輪から分岐して品川に至る区間であります。 品川駅は、現在でもJR線や東海道新幹線、京浜急行が接続する拠点駅であるのに加え、現在建設中のリニア中央新幹線も乗り入れることから、今後より広域的な交通結節拠点となることが見込まれます。 しかし意外にも、この品川駅には東京メトロ・都営地下鉄の路線が乗り入れていません（相互直通運転する京急は接続しています）が、今回東京メトロの南北線が乗り入れることにより、初めて品川駅に地下鉄がやってくることになります。 先にご紹介した東急新横浜線への乗り入れも含めて、この南北線では今後15年程度で、その姿が大きく変わり、利便性が一気に向上することが見込まれそうであります。 まだ建設はおろか、許可さえも下りていない段階での予想は気が早いことは承知の上ですが、これらの延伸線開業後の運行形態がどのようになるのか、興味深いところです。 いずれの路線も、既存線から分岐することから、ダイヤ上で大きな変化が見られそうです。 特に、現在終点（有楽町線新木場、南北線目黒）まで運行されている列車のうち、どの程度の割合で延伸線（有楽町線住吉、南北線品川）に振り分けられるのかが、沿線利用者にとっては気になるところでしょうか。 ともあれ、新線開業に伴い乗りつぶし路線も増えることから、そういったことも期待しながら、気長に開業の時を待ちたいところと感じたニュースでありました。 【関連ブログ】 品川に初の地下鉄！東京メトロが南北線延伸を申請 - 鉄道プレス [東京メトロ]有楽町線住吉支線と南北線品川延伸の事業許可を申請。総建設費は4000億円: 鉄道ダイヤ改正ニュース 【関連ニュースサイト】 東京メトロ、有楽町線・南北線延伸の鉄道事業許可を申請 - 鉄道コム 東京メトロ 有楽町線と南北線延伸の鉄道事業許可を申請 動き出す「新路線」 | 乗りものニュース 東京メトロが南北線、有楽町線延伸の鉄道事業許可申請。2030年代に開業へ！ | タビリス 東京メトロ，有楽町線・南北線延伸区間の鉄道事業許可を申請｜鉄道ニュース｜2022年1月29日掲載｜鉄道ファン・railf.jp 東京メトロ、有楽町線・南北線を延伸へ　2030年代半ばに開業予定：品川に地下鉄 - ITmedia ビジネスオンライン ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【東京メトロ】有楽町線（豊洲～住吉）・南北線（白金高輪～品川）延伸の鉄道事業許可申請。2030年代半ばを開業目標に