四国まんなか千年ものがたり・秘境駅坪尻駅（第736回）2020年11月29日　「３つのものがたり列車で巡る　四国周遊4日間」のツアー3日目。高知市に宿泊したらやはり高知県を代表する景勝地桂浜と太平洋を望んで立つ坂本龍馬像は見学しないといけません。景勝地桂浜坂本龍馬像見学後はカツオ…… more の藁焼き体験と試食にチャレンジ。オバ鉄、カツオのタタキって苦手だったんですが、藁焼きは目から鱗で美味しかったです。試食じゃなくて昼食にしてほしかったくらいです。その後、ＪＲ高知駅から特急南風16号に乗り、大歩危駅へ移動。いよいよ3つ目のものがたり列車、四国まんなか千年ものがたりに乗車します。大歩危が所在する徳島県三好市山城町は児啼爺の伝承地。駅には児啼爺駅長が鎮座し、水木しげる先生の大ファンであるダンナ様は駅長と記念撮影し嬉しそうでした。そういえばＪＲ四国の半井真司社長も三好市出身でちょっと 児啼爺に似ているかも…。四国まんなか千年ものがたりはキハ185系気動車を改造した3両編成。外装は車両毎に春、夏、秋、冬の四季をイメージしたカラーリングになっており、1号車「春萌（はるあかり）の章」は緑色、2号車「夏清（なつすがし）の章」は青色、反対側は「冬清（ふゆすがし）の章は白色、3号車「秋彩（あきみのり）の章」は赤色が施されています。動画もありますデザインはもちろんＪＲ四国社員松岡哲也氏。聞くところによると観光列車のアテンダントさんもＪＲ四国の社員だそうで（ＪＲ東日本とＪＲ西日本のクルーズトレインクルーの所属はグループ会社です。）社員一丸となって観光列車を盛り立てているんですね。その観光列車をホスピタリティの高い四国の皆さんが応援してくれている。だから高い乗車率を誇っているのでしょう。オバ鉄夫婦の席は3号車4人掛けボックス席。他に2人掛け席、カウンター席があり、左右の景色を気兼ねなく眺められるように千鳥配列を採用していて、この空間のゆとりがいいですね。座席の通路を挟んだ反対側が各座席の荷物収納スペースになっているなんてこれは便利！！インテリアは「日本のたたずまい」をコンセプトとして、古民家のしつらえをイメージした和のデザイン。囲炉裏上部に吊られる火棚をモチーフにした鏡面天井が天井を高く感じさせて素晴らしいアイディアだなぁと感心しました。車窓を十分堪能できるように、余計な飾り物がないシンプルなインテリア。オバ鉄、３つのものがたり列車の中で四国まんなか千年ものがたりが一番気に入りました。2号車はダイニングコーナーと長さ７ｍのベンチソファーに11席が設けられています。1号車は3号車と座席配置は同じで座席の色が若草色になっています。この四国まんなか千年ものがたりのコンセプトは「おとなの遊山」。昔徳島の子供たちが桃の節句になるとお弁当を持って近くの山や浜へ出かけて1日を過ごす「遊山」を楽しんでいたそうです。しあわせの郷紀行コースではオリジナルの三段重のお弁当箱（遊山箱）を製作し、地元食材にこだわった日本料理を詰めて提供します。今回３つのものがたり列車の食事を体験したわけですが、評判通りＪＲ四国の観光列車の食事は美味しかったです。特にしあわせの郷紀行コースは大歩危、小歩危峡の絶景を眺めながら絶品を味わうという至福の時を過ごせます。小歩危峡列車は阿波池田駅で特急列車と行き違いを行うため10分ほど停車します。ホームでは制帽を被っての記念撮影サービスがありました。阿波池田駅を出て左に大きくカーブし、吉野川橋梁を渡るとおもてなしかかし隊の皆さんが旗を振り見送って下さいました。四国では昔からお遍路さんをもてなすお接待文化があり、お遍路さんをあたたかくもてなすように観光列車も歓迎して下さるのでしょう。四国の方々のホスピタリティーの高さに魂を揺さぶられました。さていよいよこの観光列車の最大のハイライト秘境駅坪尻駅に停車します。坪尻駅への到達手段は列車か徒歩のみという鉄道ファン垂涎の秘境駅。前回駅舎をカメラに収めることが出来ず、無念の涙を呑みましたが、今回はちゃんと撮れましたヽ(^o^)丿四国まんなか千年ものがたりはスイッチバックで本線に戻り、終着駅のＪＲ琴平駅に着きました。スイッチバックＪＲ琴平駅ＪＲ四国の観光列車のクオリティーの高さに強く感じ入った今回の旅行。今度は鉄系息子や娘と一緒に乗車してみたいですね。余談、昨年ダブルレインボーを観察してから空をよく注視するようになったオバ鉄。松山空港へのフライト中、ブロッケン現象を初めて見ました。日本では御来迎と言うそうですが、突然虹と似た光の輪が出現し自分の目を疑っちゃいました。四国旅行の最終日の11月30日　琴平町で「穴あき雲」を目撃。この日の香川県、徳島県、静岡県の3県で珍しい「穴あき雲」が出現しウェザーニュースでも紹介されました。オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

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