このブログでは、興味のある鉄道関連書籍を時折ご紹介しています。 今回は、本日発売の「鉄道ダイヤ情報」2022年4月号のご紹介です。 特集は「新・都市（ニュータウン）鉄道」。 関西・関東を中心とするニュータウン鉄道にスポットを当て、その路線と車両を紹介していくものでありました…… more 。 特集で最もページが取られていたのは、表紙を飾っている「山万」ユーカリが丘線であります。 元々は繊維会社であった「山万」が宅地開発事業を手がけ、その二つ目の分譲地として「ユーカリが丘」を開発し、同宅地内の交通機関として、「ユーカリが丘線」を建設した経緯や、その沿線の様子などが、多数の写真とともに紹介されており、4.1kmの路線としては破格の取り扱いともいえるでしょう。 山万ユーカリが丘に関しては、初発から最終までひたすら乗り通した人がいたとかいないとかが話題となりましたが、それだけでなく全国の「山万」ファンにとって価値のある特集記事だと思いました。 加えて、個人的に「ニュータウン鉄道」として外して欲しくない鉄道路線が「泉北高速鉄道」。 その泉北高速鉄道も勿論掲載されていました。 ▲「こうして生まれた「ニュータウン鉄道」のうち、1ページを使って泉北高速鉄道が紹介されています。（本誌P12より引用） 泉ケ丘駅、栂・美木多駅と、見覚えのある撮影地がページを飾っているのは、個人的に嬉しい限りです。 加えて、「ニュータウン鉄道の個性派車両」では、泉北高速鉄道では100系と12000系が「個性派」として紹介されているのも、満足いくものでありました。 100系は、泉北高速鉄道開業当時に投入された車両で、既に引退して久しいのでありますが、当時全面中央部を青に塗るという、大胆な出で立ちで登場したのは、注目を浴びた、という意味で「個性派」としていました。 12000系は改めてご紹介するまでもないかと思いますが、特急「泉北ライナー」として運用している、この車両、「金」をベースとしたものとなっているのは、このブログをお読みになっている方の多くはご存じだと思います。 この泉北12000系、その「金」のインパクトさが故に「忘れてはならない」（P24）として紹介されているのも、納得いくものでありました。 更に、ニュータウン鉄道というほど大規模ではありませんが、鉄道会社沿線での宅地開発の結果、長い歴史を経て高級住宅街となった「オールドニュータウンとニュータウン鉄道だった路線」で、南海高野線の北野田、初芝の両駅が取り上げられているのも、興味深いところです。 北野田は「大美野田園都市」として、また初芝は南海電鉄が自ら初めて手がけた住宅地として、どちらも昭和初期に開発された住宅地でありました。 いまではどちらも、高野線沿線では歴史ある住宅地となっており、高野線沿線の方々には著名であっても、ちょっと沿線を離れるとあまり知られていない、という実情もありました。 しかし今回、このように北野田、初芝の両駅が、戦前の宅地開発として、全国向け鉄道誌に紹介されたのは、同じく大阪府南部の住民にとっても、またかつて堺市内に住んでいた者の一人としても、非常に嬉しく思った限りです。 以上、泉北高速鉄道をはじめとした扱いの良さに嬉しく感じた特集記事でありましたので、購入後早速ご紹介した次第です。 下記にて各種通販サイトを紹介していますので、是非とも購入いただければと思います。 [書籍のメール便同梱は2冊まで]/鉄道ダイヤ情報[本/雑誌] 2022年4月号 (雑誌) / 交通新聞社 ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

鉄道ダイヤ情報2022年4月号「特集　新・都市（ニュータウン）鉄道」を読む。泉北高速鉄道も随所で取り上げられています！！