長洲駅から歩いて長洲港までやってきました。有明フェリーの長洲港ターミナルに到着です。有明フェリーは熊本県の長洲港と長崎県の島原半島にある多比良港を結ぶフェリー。この航路は国道389号の海上区間に当たるそうです。距離にして14km、所要時間は約45分。熊本と長崎を結ぶ短絡ルートで、…… more 高速道路が整備される前は、熊本駅と長崎駅とを結ぶ｢ありあけ号｣という特急バスもこのフェリー経由で運行されていたそうです。運航ダイヤは季節によって2つあって、この日は｢ダイヤB｣で1日16便ありました。結構あるのでちょっと驚きましたが、それだけ利用者が多いということだと思います。予定では13:35発の便に乗船するつもりですが、その一つ前の便の出航にギリギリ間に合いました。桟橋にいたのは｢有明みらい｣という船。2012(平成24)年に就航したそうです。予定通りのこの便は見送りました。12:40、｢有明みらい｣出航～。たくさんのカモメが船を見送ります？ カモメについては後ほど･･･。フェリーターミナルに戻ってまずは自販機で乗船券を購入しました。450円也。建物の1階は通路に小テーブルや椅子が置かれていて待合所のような感じになっていました。ちょうど昼時で何か食事はできないかな～と辺りを見回します。建物内には売店があって、立食いソバらしきカウンターもあるのですが、もうやってないのかな？ 中はすっからかんでした。その代わりかどうかはわかりませんが、売店の冷凍食品をチンして出してくれるようです。それでもいいか･･･おばちゃんにチャーハンを頼んでみました。冷凍チャーハン470円也(微) これが何気に美味しい･･･。チンしている間、もうひとりのおばちゃん店員が匂いを嗅ぎつけて、美味しそう～とかいってました(笑)しばらくのんびりしている間に親子連れやカップルなど人が集まってきました。車で待機中の方々かなと思います。 そうするうちに船がやってきました。背後の山は雲仙岳なのでしょうかね？やってきたのは｢サンライズ｣という船。1994(平成6)年に就航した船だそうです。総トン数870トン。これの折返しに乗船することになりました。建物の奥の階段を上ると乗船口があります。旅客者はここの自販機できっぷを購入します。｢サンライズ｣が着岸して、タラップが降ろされました。それでは乗船～。車両用のタラップも降ろされます。乗用車の車両積載能力は約75台。車も全て乗船完了したようで、13:35に出航となりました。桟橋は2つあるようですね。それにしてもカモメがたくさん飛び交っています。このカモメたち･･･乗客の餌(お菓子？)がお目当て。手に持っている餌に向かって飛んで行って、くちばしでゲットしていきますが、本当に上手いですね。長洲港が遠くなっていきます。｢サンライズ｣の巡航速力は13.5ノットだそうです。出航の様子を見届けたので、客室に落ち着きます。旅客定員486名。船内売店でカモメの餌も売られているそうです。フェリーは錦江湾の山川･根占フェリーに乗船して以来です。45分の船旅･･･。有明海は穏やかで、汽車とはまた違ったのんびりな時間が流れます。船はほぼ真西に進み･･･前方に陸が見えてきました。島原半島です。港の向こうには(多分)雲仙岳。多比良港に到着～。船は速度を落として桟橋に横付けします。車両用のタラップが降ろされます。この光景、港に着くとどうしても見に行ってしまう･･･。 乗客用の方も降ろされて下船します。長洲は陸地に横付けという形でしたが、多比良は陸地に突き当たる形になっていました。多比良港ターミナルです。所在は長崎県雲仙市国見町。長崎県にやってきました。次発に乗船する車が次々と坂を登っていきます。さて、長崎県は島原半島に上陸しました。多比良港は長洲港とは違って駅が近くにあります。島原鉄道の多比良駅。地図上ではここから道のり650メートル徒歩8分というところです。向かってみましょう～。つづく行程：長洲(徒歩)長洲港(有明フェリー9便多比良港行)多比良港(徒歩)多比良にほんブログ村鉄道旅行ランキング close

九州駅巡り22冬-総仕上げ編(35) 有明フェリー (長洲港→多比良港) ～有明海を渡って島原半島へ～