今回は十和田観光電鉄の大型車のうち、国際興業から移籍したU-の車両を取り上げます。今でこそ一台もなくなってしまったキュービックですが、以前は多数在籍していました。八戸200か334U-LV324K1992年式元:国際興業※下の画像は同型の八戸200か35*国際興業系列ではおなじみ…… more のいすゞキュービック。十鉄にはU-LVが大量に移籍していますが、なかでもショートフロントオーバーハング仕様がまとまって移籍しているのが特徴です。なお、十和田観光電鉄では今でもサボを使用しているため、側面幕は白幕になっていたり、幕の機械が撤去されていることが多いです。後ろの幕も使っていない車がほとんどです。八戸200か279U-LV324K1991年式元:国際興業十和田観光電鉄に移籍した国際興業のU-LVの多くが1991年式と1992年式ということもあり、2010年代末の時点で置き換えが完了しました。画像の車は三沢に配置され、撮影時は三沢-百石線に入っていました。以前は八戸まで直通していましたが、2007年にすべて百石止まりになりました。八戸200か295U-LV324K1991年式元:国際興業こちらのキュービックは、側面幕が細長いタイプに交換されています。結局「十和田観光」表示で固定なので、幕を交換する意味がない気がしますが…。この車も三沢に配置されており、十和田市への鉄道廃止代替バスのほか、七戸や追館への路線を運行しています。八戸200か525U-LV324L1994年式元:国際興業国際興業では8000番台に属していたワンロマキュービック。十鉄に移籍したのは埼玉県内向けだった中引戸仕様です。八戸営業所に2台のみ配置されており、長距離路線の八戸-十和田線で活躍していました。青森200か650U-LV324K1991年式元:国際興業野辺地案内所に配置されていたキュービック。野辺地周辺の路線を運行する野辺地営業所と、十和田市-青森線及び高速バスを運行する青森総合営業所に配置されている車は青森ナンバーになっています。撮影時は、十和田市と野辺地を七戸経由で結ぶ十和田-野辺地線で走っていました。行先の「まかど温泉」は野辺地町西部にある温泉で、以前は十和田観光電鉄が運営していたホテルがありましたが、現在は系列外に譲渡されています。ただし、隣接するまかど温泉スキー場は十和田観光電鉄が現在も運営しています。 close

十和田観光電鉄 大型車①