今回は十和田観光電鉄の大型車のうち、国際興業意外から移籍したP-,U-の車両を取り上げます。置き換えが進行し、この記事に掲載した車もほとんどが廃車になりました。八戸200か276U-LV324K1991年式元:川崎鶴見臨港バス臨港バスから移籍したいすゞU-LV+富士重工7E。車体…… more はさておき、ショートオーバーハングという点は国際興業のキュービックに似ていて扱いやすかったものと思われます。幕のサイズが合っていないのはご愛嬌。八戸200か321U-LV324K1991年式元:川崎鶴見臨港バスこちらも臨港から移籍したU-LV+7Eですが、前面のみイオンのラッピングが施されていました。臨港のU-LV+7Eは同じ元国際興業グループの秋北バスのほか、羽後交通、堀川バス、熊本市交通局(当時)にも移籍しました。八戸200か656P-LV314K1989年式元:山梨交通十和田観光電鉄の鉄道線が廃止されることが決定し、慌てて大型車をかき集めることになりました。そこで当時は同じ国際興業グループだった岩手県交通と山梨交通からも移籍車を受け入れました。山梨交通からはP-のいすゞキュービックが3台移籍しました。かき集めた車の中でも最古参の部類でしたが、意外と長生きして2021年まで現役でした。八戸200か658U-MP218M1995年式元:京阪バス京阪バスから1台のみ移籍したふそうエアロスターM。京阪のエアロスターKは地域分布に偏りがあるものの多数移籍しているのに対し、エアロスターMの移籍例はかなり珍しく、U-に限ると十鉄と京阪京都交通くらいなのではないでしょうか。そんな貴重な車ではありますが、十鉄移籍後はスクール専用になっており、運賃箱や運賃表示器も設置されておらず、路線運用に入ることはありません。八戸200か702U-LV324L1993年式元:三重交通三重交通から移籍したキュービック。三重交通の路線車が移籍する事例は珍しく、大型車では十鉄くらいではないでしょうか。八戸200か703U-LV324L1993年式元:三重交通三重交通のキュービックは2台移籍しました。リアのスピーカーや広告を支えていた柱も健在です。大型車の一部は国際興業カラー採用前の十鉄カラーに塗られていますが、これは十鉄の鉄道廃止代替路線用という意味合いがあるようで、このカラーの大型車が八戸や野辺地に行くことはまずないようです。 close

十和田観光電鉄 大型車③