今回は十和田観光電鉄の大型車のうち、国際興業以外から移籍したKC-の車両を取り上げます。関西方面から前後扉車が多数移籍しました。八戸200か651KC-LV280L1998年式元:山陽バス山陽バスから移籍したいすゞキュービック。山陽のキュービックはアルピコ交通にかなりの数が移籍し…… more ていますが、十鉄、南部バス(当時)、岩手県交通にも1台ずつ移籍しており、北東北太平洋側にも足跡を残しています。なお、近畿地方から移籍した車の多くは三本木か三沢に配置され、十鉄の旧塗装になって鉄道代替バスに使われています。前扉と後扉の脇にあった側面幕は取り外されています。八戸200か652KC-LV280N1998年式元:神戸電鉄→神鉄バス→阪急バス神戸電鉄一の珍品だったいすゞKC-LV+西工96MC。B-Ⅰかつ前面に小窓を設置した京都市交通局の車のようなスタイルで、神戸電鉄ではこの1台のみ導入しました。神戸電鉄のバス部門の分社化に伴い神鉄バスに移ったのち、路線移管により阪急バスに再移籍してから十鉄にやってきました。事業者によっては敬遠する前後扉ですが、前乗り前降りの十鉄では前後扉の方が扱いやすいとみたのか、鉄道代替バス運行時に多数移籍してきています。屋根上がクリーム色のままなのはご愛敬。八戸200か664KC-HT2MMCA1999年式元:阪急バス阪急では少数派だった日野KC-HT+96MC。阪急の西工96MCの一般的な形態に近くなっていますが、ビルトインクーラーなので阪急らしくない感じがします。八戸200か690KC-LV280N1999年式元:阪急バスこちらも阪急中古のKC-LV+96MCですが、側面幕がない、2+2の4列シートになっているなど、特徴ある仕様から六甲山線専用車だった車とわかります。阪急からは西工96MCが3台移籍していますが、3台とも異なった仕様になっています。 close

十和田観光電鉄 大型車④